こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「なぜ15年以上教室を続けている先生ほど集客が難しくなってしまうのか?3つの原因について考えてみる」
という内容にて、お話をしていきたいと思います。
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
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教室歴の長い先生が、集客困難に陥る3つの共通点とは?
本日のテーマは、
「なぜ15年以上教室を続けている先生ほど集客が難しくなってしまうのか?3つの原因について考えてみる」
ということで、お話をしてみたいと思います。
私のところにご相談をいただく先生の中には、教室の先生歴10年以上20年以内といった方もおられるのですが、
ここ数ヶ月、そういった先生歴の長い方々のご相談をお受けしている中で、
教室歴が長い先生の集客が難しくなる、共通した3つの原因があるということを感じていました。
要は、長年続けている方が、似たような状況になっていて、集客に苦戦しているという傾向があるのです。
今回は、その原因について、お話しようと思っています。
まず結論をお伝えしますと、以下の3つ要因が主にあると感じます。
まず1つ目は、時代の変化の理解不足。
2つ目が、営業不足とプライドの関係
3つ目が、回顧するマインドです。
今日のお話は、誰か特定の一人の事を話しているのではなく、総合的な話となりますので、
もしかして3つとも当てはまってしまうという方には、耳が痛いかもしれないお話となります。
ただ、現状を理解しないと前に進んでいけないので、
前に進んでいきたい方は、少し聞いていただければと思って、お話をしてみたいと思います。
時代の変化を、しっかり危機として受け止めていますか?
まず1つ目、時代の変化の理解不足ですが、
これは単純に、教室が増えたという事なんですね。
単純にまず、昔と比べて教室が増えたというのが、集客を困難にしている一つの要因です。
10年、15年前とくらべると、教室開業のハードルは下がっていますので、教室が増えているのですね。
そうすると、需要と供給の関係で、教室に行きたいという生徒さんよりも、先生が増えている訳ですから、
集客は困難になります。
単純に、教室が増えているというのが一番の要因なのですね。
これは、昔と比べると時代が変わってきているという事ですので、
以前までのやり方では立ち行かなくなる、というのを、数年前から予想しておかなくてはなりません。
教室の先生は、けっして悪気がなく、集客に対する感覚が緩かったり、余ったかりして、
何も対策をしていないというケースがほとんどです。
ただ、私が教室を実際にやっていた8年前の段階から、教室は徐々に増えてきているので、
その時代の変化を察知しているかどうかは、とても大切なことなのですね。
ではなぜ私が割とこんな引いた目で見ていられるかというと、
自分自身はパン教室をやっていたのですが、その理由は、最初から教室集客のコンサルタントになりたかったからなおです。
ですので、パン教室をしながらも、教室業界の動向は見ていたので、
どういう教室が増えてきて、どういう教室が無くなっているか、という時代の変化をしっかりとい見てきていました。
その中で、1年以内で消えてしまう教室も多いことも知っていますし、
逆に、長く続いていた教室が廃業に追い込まれるケースがあることも、知っています。
集客が上手く回り続けている先生の、共通点とは?
逆に集客に成功し続けている方の共通点は、
世の中の動向を学びながら、それを講座に取り入れつつ、
1年スパンくらいでどんどんリニューアルしている事です。
中には海外に行って学んでいる、という方もおられますし、
今のメニューで集客が上手く行っていたとしても、どんどんリニューアルするのです。
共通して言えるのは、
現状に甘んじず、チャレンジを続けている方は、集客が上手くいっているという事ですね。
集客の停滞を感じている方は、ここ5年くらい、
教室のリニューアルをやったかどうかを考えてみると良いかもしれません。
そして、どんどん新しい教室が増えている現状について、危機として感じたかどうか?です。
現状、どういう教室が台頭しているかを、データ上で確認していたか?
これをやってきた先生と、やっていない先生では、違ってきているのですね。
忙しくてやってこなかったという先生もおられるかもしれませんが、
停滞は衰退と同じで、どんな事業でも一緒だと思っています。
果敢にチャレンジして、出た収益を新しいことに回している方と、
大きなリニューアルをしていない、時代の変化に対応しない、目をふさいでいる、
という場合では、やはり後者の方が、大きく苦戦する結果となります。
そこまでして集客しなくてはいけないの?というプライドは…
次に、営業不足とプライドの関係についてですが、
これは、一定の先生にとっては、耳が痛いお話となるかもしれません。
しかし私は、過去に営業部長も務めたことがある、営業出身の人なので、あえてお話をさせて頂きたいと思います。
口コミでやってきた人は、自分で教室を紹介するのにプライドが邪魔する場合があるのです。
あるいは、宣伝することに対して、「はしたない、そんな事をしてまで集めたくはない」
という気持ちになってしまうのですね。
ですので、若い方が当たり前に、SNSなどなどで自分の教室を紹介しているのを、同じようにはできないですし、
「そこまでして生徒さんに来て欲しいとは思わない」といった事をおっしゃるのですが、
紹介や口コミが減っていくと、自力で集客しなければ打つ手がなくなってきます。
”そんなことまでするんですか?そんな事までできません。”
という方は、やはり厳しくなっていくのですね。
そこまでして…って思うのであれば、大袈裟ではなく、廃業というところまで考えなければいけなくなる場合もあります。
ただ、こういった事に関して、私自身は、「15年も続けている先生が廃業をしてしまうのは、勿体ない」と思います。
技術がどんなにあっても、もの凄く美味しいお菓子やパンを作る先生でも、
生徒さんがこなければ廃業しなければならず、実際、そういう先生を見てきましたし、現状そういう相談も多く受けてきています。
技術を持っている先生がいなくなってしまうのは、生徒さんから見ても損失だなと感じますし、
先生歴の長い方が、培ってきた技術を伝えていくという事も考えると、教室をちゃんと持って、継続していてほしいなと思うのです。
でも、現実を受け入れなかったり、プライドが邪魔すると、
「自分より技術が無い、若い先生の教室が流行っていて、なんでだろう?」という気持ちになる事もあると思います。
実はこれは、習いたい事情と理由が、千差万別に変わっていっているからなのですね。
それが理解できない、理解しようとしないという場合には、それ以上先の動きができなくなります。
結果、ジリ貧になれば、廃業も考えなくてはいけません。
その場合には、先生も営業的な動きをしていなかないといけないのです。
先生業というのは、立っているだけで人が集まってくるものではなくなっているのですね。
リニューアルしながら挑戦する姿を見せることで、習いたい人を獲得できるかどうか、
ということも考えなくてはいけません。
口コミなど、全て人任せの集客では、どの道、十分な集客ができなくなってきているのです。
回顧するマインドを、断ち切りましょう
そして3点目は、回顧するマインドです。
集客に苦戦している先生の中には、
「昔はこうだった。」「一人の生徒さんが5人くらい紹介してくれた。」
といった昔の話を、非常に良くされる先生が多いのです。
お気持ちはよく理解できます。
先生としては昔は良かったというのを言いたいのかもしれませんが、昔の方法はもう通用しないのですね。
今は時代が変わってしまっているので、昔の話を持ち出しても意味がないことが、分かるかどうか?
この部分は、とても重要です。
昔の話をされる方は、今やるべきことから目をそらす傾向があるのです。
だから昔を見てしまうんですよね。
昔はこうだった、生徒さんもこうだった、
でも、今を生きていかなくちゃいけないので、先生も変わっていかなくちゃいけません。
集客に苦戦している先生の多くは、共通して、昔を回顧するマインドがあるのです。
それを断ち切って、今と未来をどうするかを考えなくてはいけません。
今の集客をどうするかを考える際、
昔は良かったから、昔のように上手くいかないかなと考えると、上手くいきません。
逆に、「今は違うよね」と割り切っている先生方は、上手くいっています。
昔の良さは昔の良さでいいのですが、
それを懐かしむマインドを断ち切れるかどうか?
そして、やらねばならない事を、やれるかどうか?
こういったマインドの部分も、非常に大切です。
パソコンが苦手という方も多いですが、今の若い先生方は、パソコンやスマホ、タブレットも、当たり前のように使います。
分からないからやりません、で済めばいいのですが、
パソコンと仲良くならないと、立ち行かなくなる場合がほとんどです。
もちろん「そこまでしないといけないなら頑張らない」という選択肢もあります。
収益も考えず、生徒さんと楽しくやる、と言うならそれも一つの選択肢ではありますが、
ビジネスとして、ちゃんとやる事を考えるなら、やっていくべきことがあるのですね。
15年以上教室を続けている先生ほど集客が難しくなってしまう理由、まとめ
今回お話をさせて頂いた内容のうち、一つ、二つ、もしくは三つとも当てはまる場合は、
教室事業を大きく転換しなければいけないかもしれません。
お客様の目は、残酷なほど公平で、自分が行きたいかどうかだけで教室を選択します。
そんな中で、これからも教室を続けていくのであれば、
決意と覚悟が必要になる場合もあるかと思って、このようなお話をさせていただきました。
ぜひご参考いただければと思います。
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