会社員から転職&主婦からの起業 旦那さんを説得するポイントは「数字と覚悟」です

起業・開業

 

こんにちは。

飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。

 

本日は、

会社員から転職&主婦からの起業 旦那さんを説得するポイントは「数字と覚悟」です

ということについて、お話をしていきたいと思います。

 

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お金の問題を、まずは直視する

本日のテーマは、

会社員から転職&主婦からの起業 旦那さんを説得するポイントは「数字と覚悟」です

という事について、お話をさせていただきたいと思います。

 

春になったり、季節の変わり目、新年度といった時には、

「起業したい」ということで行動される方や、

「教室開業したい」ということで具体的に考える方が増える季節ですなのですが、

最近は、共働きのご家庭がとても増えていますよね。

 

共働きといっても、奥さんがパートという訳ではなく、

奥さんも旦那さんも、両方が正社員であったりするケースも珍しくありません。

 

もちろん中には、専業主婦の方であったり、自営業や経営者の旦那さんの奥さん、

といった方など、環境はいろいろあるとは思うのですが、

大体、奥さんが教室開業したいといった話をする時、

旦那さんの反応としては、「そんなのできるのかよ、お金はどうするんだ」

と言われてしまうことも少なくありません。

今回は、そんな旦那さんを説得するための方法や、

頭ごなしに「そんなのできるのか」「そんなのダメだ」とおっしゃる旦那さんに伝えたい、

【タカハシタカコの主張】(笑)もありますので、そちらをお伝えしてみたいと思います。

 

専業主婦の方が、ハードルが低い

旦那さんと話し合う時に、最もハードルが高くなるのが、

「正社員としてしっかり稼いでいる奥さん」です。

逆に、専業主婦やパートの方など、もともとそんなに稼いでいなくて、

家計に3万円、5万円くらいを入れていた奥さんの方が、

旦那さんが許してくれやすいのですね。

 

これは、少し考えたらわかる事ではありますが、

たとえば仮に教室のワンレッスンが5000円だったとして、4人の生徒さんを集めたら2万円ですね。

それを月4回の開講とすると、8万円になります。

そこから材料費など、原価を差し引いて、手元に残った金額が4万円だとすると、

パートの時のさほど変わらない、という事になります。

 

もちろん、生徒さんを集められたら…という前提ではありますが、

そういった数字が、旦那さんとしても読みやすい、ということもあって、

家に入れていた金額が3万~5万円だった奥さんの方が、許可が出やすいのです。

 

まして、家計に入れていたお金がゼロという専業主婦の方となると、

さらにハードルが下がる場合もあるでしょう。

 

そんな中で、最近よく感じている「自宅教室起業がハードルが高い女性」というのが、

会社員の女性で、しかも子育てまでやっているスーパーウーマンといった方です。

さらに「旦那さんより奥さんの方が稼いでいる」となると、

これは非常にハードルが高くなります。

旦那さんも、当然のことながら、奥さんの収入を当てにして家計を回しているでしょうし、

住宅をローンで買っているケースも多いかと思います。

 

共有している部分もあると思いますが、

それら共有で購入している部分に関しては、自分が払えなくなる場合も考えなくてはいけません。

 

そんな状況の中で、奥さんが会社を辞めて、海のものとも山のものとも分からない教室事業に手を出す…

なんていう事は、通常考えても、反対されるに決まっています。

 

旦那さんが応援してくれるのは、ラッキーなこと

世の中には、

君のやりたい事をやったらいい。君が輝く人生を歩むのを、応援するよ」という、

とても良くできた旦那さんもおられるのかもしれませんが、(笑)

もし奥さんの方がお金を稼いでいて、それがゴッソリなくなると考えると、

反対されるのが普通です。

 

後は、かなり稼いでいる事業家の男性の場合で、

奥さんの収入を頼りにしている訳ではないなら、OKが出やすいですね。

しかし、奥さんのサポートを当てにして事業を回している場合は、反対されやすい

という事になります。

 

やはり「家事や食事をやってくれないかもしれない」という恐怖があったりすると、

「家事はちゃんとやってね」という条件を付けられる場合も多いです。

(※本来は旦那さんがそれを言うのもどうかと思う個人的な見解は別として、です)

 

その結果、事業も子育ても家事も、全てを頑張って、

疲弊して潰れてしまう女性がいることも、知っています。

まず、すんなり旦那さんが応援してくれる場合は、とてもラッキーだと思ってください。

 

 

男女とも、やりたい事をやる自由は平等

男女、やりたい事をやるというのは、平等です。

「より稼いでいる方が好きなことをできる」と言うなら、

そんな考えを持つ男性の方に聞いてみたいのが、

では、もし奥さんの方が稼いだらどうするのか?」という事です。

 

夫婦というのは、お互いにやりたい事や、生きたい生き方について、

一緒にいる方がお互いにとって良いからということで、

同じ船に乗っている共同体、

という考え方を、私は持っています。

 

稼いでいる方が自由を勝ち取れる、という考え方には、

全く賛同できません。

それに結局、現状で奥さんの方が稼いでいたとしても、

反対する男性は、反対するのです。(苦笑)

 

とは言え、もし奥さんが起業し、

スタートアップに失敗するなど、稼げない期間が続いた場合、

それまでの会社員での手取りが25万円だったと計算すると、

毎月、25万円の貯蓄が減っていくことになります。

貯蓄は、ものすごい速度で減っていきます。

これは、男性にとってはすさまじい恐怖感があるのです。

その分を自分がどうにかしなくちゃいけないのか?」という、旦那さんの気持ちも、すごく分かるのです。

 

なので今回は、旦那さんと奥さん、両方の立場から話していきたいと思いますが、

旦那さんを説得する時、話す内容にには、絶対的なポイントがあるのです。

 

私が、男性の気持ちもわかる理由

まずそもそも、なぜ私が男性の気持ちもわかるのかと言うと、

その理由は、私自身も、会社員だったからです。

 

役職などもありましたので、一般的な男性よりも稼いでいたかもしれません。

起業を決意した当時も、旦那さんより少し多く稼いでいました。

 

ただ、私の家庭の場合、旦那さんとは、

「収入の差は、単に職種の違いだよね」ということで、お互いに理解していました。

私は営業職で、彼は事務職だったからです。

なので、お互いに卑屈になることもなく、私も特に威張ることもなくやっていましたね。

 

そんな中、私が教室をやるとなった時、

まずは、「収入がガサっと減る」という事は、容易に想像できました。

これまでと同じ年収はあり得ない、と考えていたのです。

 

そういった条件の下で、家計を回していく事を考えなくてはいけないので、

旦那さんとの相談するのですが、

説得するためには、もう、熱意と覚悟しかありません。(笑)

 

なぜなら、初年度で、今までの年収に届かないのは、見えているからです。

 

「数字」から逃げるなら、起業しない方がいい

私が起業を決意した時は、

できるだけ同等の年収にするよう努力するが、元に戻るのは3年かかる

ということも、彼に伝えました。

 

まずは教室を開業し、次にコンサルタントという順番を決めて、

具体的な事業計画について説明し、

「もし計画が破綻して3年でダメなら、会社員に戻るか」

ということで、話して、決めていたのです。

もちろん、会社員に戻る気はさらさら無かったのですが(笑)

 

その時、彼に言われたのは、

俺が何言ってもやるんでしょ」という、あきらめ半分と言うか。(笑)

そういった感じで話は終わりました。

説得というか、普段からの私の言動から、

一度言ったらもう後には引かない性格だということを

良く知っていたからだと思います。

 

起業をするにあたって、家のお金には手を付けないで、

会社のお金で回すことも決めていました。

 

ただ、3面目の途中の4ヶ月くらいは、集客の施策でミスして、

40万円くらいを家計に助けてもらった事があります。

もちろん、その何倍ものお金を家計に返してはいますが、

まず何より、「覚悟と数字」がないと、男性を説得しきることは、不可能と考えてください。

あ、ちなみにこちらは参考サイトからの家計簿画像で我が家の家計簿ではありません。悪しからず。(苦笑)

こちらは、事業計画書のひな型ですが、

自宅教室レベルならこんなに細かい事業計画書はいりませんが、

少なくとも1年~3年程度の売上予測とその見込み(根拠)と活動内容レベルは合わせて

旦那さんに話せるように資料と作らないと、夢を現実にするあなたの活動を信じてもらうのは

難しいでしょう。

家を売り払ってもいいと、即答できますか?

通常は、家を守る最低限の収入を守るために仕事をしている男性が多いのです。

中には好きなことで仕事をしている方もいらっしゃいますが、

家族をきちんと安定的に養うために、覚悟を決めて、

今のお仕事をされている男性も多いのです。

その男性にとって、家計を支える目途となっている、

奥さんの収入が減るというのは、大きな恐怖となります。

 

そういった男性のプレッシャーをよくよく考えた時に、

気軽に、教室や起業をしようと考えても、

OKがもらえないのは、当然です。

 

男性は、すでに覚悟を決めて仕事をしている訳ですので、

最低限それと同じだけの覚悟、あるいはそれ以上の覚悟が必要になるのは、

当然の理とも言えるでしょう。

 

私がもし旦那さんの立場だったとして、

やはりまずどうしても欲しいのは、「決意と覚悟」です。

 

「じゃ、それで上手くいかなくて、月収が上がらなかった時、この家を売っても良いの?」

と、旦那さんに質問された時に、「いいです」と即答できるか?

「え、私この家、気に入っているし…」と躊躇するようなら、

覚悟が弱いと思われても仕方ない、という事になります。

 

ですので、今回のお話は、本気で転職して、本気で稼ぎたい人に向けての、

少し厳しいお話でもあります。

趣味で、ライトな感じで教室などをやりたい人とは、ちょっと違いますね。

 

 

自分が背負うべき責任について、認識しましょう

自分の本当にやりたい仕事として、

たとえば教室開業という事でやっていきたいなら、

本気の覚悟が必要です。

 

遊興費や化粧品にお金が回せなくなったり、

旅行なども、行けなくなるかもしれません。

私の場合、特に初年度は、思った通りに行きませんでした。

私はかなり計算するタイプなのですが、それでも開業初年度は、

思った通りに行かなかったですね。

 

その後安定してきたのは1年後くらいです。

金額的に安定してきたのが、1年後くらいという事ですね。

 

だから、やはり「稼げなかった場合どうすんの?」と言われた時、

パートなどしながら、続けていくのか、

スッパリ諦めるのか?といった部分については、

まず最初に、自分に課しておくべき課題の部分だと思います。

 

私の場合、学生時代に学費を稼ぐためにやっていた新聞配達のアルバイトがあります。

それはとてもとても辛くて、もう二度とやりたくないハードな仕事なのですが、

起業してダメなら新聞配達をしよう」と、自分に課していました

 

それによって、「これがダメなら新聞配達だ、嫌すぎる!!」(苦笑)

ということで、自分を律してやってきたのですね。

数字は苦手なんです…という、甘い考えは通じない

旦那さんを説得する際に、数字を出せない女性が、とても多いです。

 

会社員で何十万も稼いでいた人が、「これからそれが無くなる」という話をするのですから、

パートのレジ打ちなり、ガードマン、ビルの清掃員なり、

ファミレスのバイトなり、

稼ぎきれなかった場合、私は、お金になるものは何でもやろうと思っていました。

 

要するに「これだけのマイナスの金額を、こうやって補填する」と、

具体的に、旦那さんに提示していたということです。

 

そういった具体的な数字が見えていて、

「お金がない」と認識していると、たとえば無料でできるSNS対策などは、

とにかくがむしゃらにやるしかない、という姿勢にもなります。

 

旦那さんを説得するなら、「どれくらい経費が掛かるのか?」という数字の部分を、

たとえば、3年計画といったくらいの形で出せば、本気度も伝わるでしょう。

 

旦那さんとしても、好きで結婚をしたのですから、

本当は、奥さんを応援したいとは思っているはずです。

しかし、たとえば会社で、上司や取引先にペコペコしたり、後輩から面倒なことを言われたり、

満員電車に揺られて、ようやく家に帰ってきて、奥さんが、

「教室のことがあるから、食事の支度も家事もしてくれない」となった上に、

「収入」という具体的な数字が見えていないし、出せていないとなると、

「お金的に稼いでいるのは俺じゃん」となってしまうのは、至極当然のことですね。

 

それなら例えば、奥さんは決してお手伝いさんという訳ではなく、

一人の自由で自立した個人という前置きをした上で、

「お手伝いさんを雇ったらいくらなんだろう?」という、

家庭をちゃんと回していく事も、具体的に考えるくらいでないといけないのです。

 

それだけの覚悟が必要ですよ、という事ですね。

 

奥さんが、自分らしい、望む通りの人生をやりたいと言うなら、

そういった譲歩策を出してもらうためのプランを、しっかりと立ててから、

旦那さんとお話をすべきです。

 

その上で、「数字」といった部分も考えなくてはいけません。

数字とか、そういうのは苦手です」とか、甘いことを言っている場合ではないのです。

 

もし、「数字とか、今までそんな事やったことないので、できないです」

というなら、起業しない方が良いでしょう。

どの道、経営をしていくという事であれば、数字は必ず見ていくことになるからです。

なので、趣味で教室や起業をしたいは、この話は聞かないで良い、という事ですね。(笑)

 

会社員から転職する場合、数字の面で必ずキツくなるので、

そういった具体的な数字に対するプランは、必ず出さないと、説得は厳しいでしょう。

 

女性が全てを背負う必要は、ありません

上記のように厳しいことをお伝えしてきましたが、

だからと言って、全てを女性が背負う必要はありません。

 

旦那さんももっと子育ても手伝うべきだと感じていますし、

実際、子育てに参加できなかったことを後悔している男性もいたりしますね。

私は、「男女、どちらも子どもを産めたら良いのに」と考えたこともあります。(笑)

そうすると、どちらも平等に子育ての大変さを経験できますよね。

 

私は男性は男性なりの、社会にもまれる辛さも分かっていますし、

女性は女性で、旦那さんと折り合いを付けながら進めていく大変さも知っています。

 

その上で、自分らしく生きていくなら、

旦那さんとちゃんと話さないといけない部分があるという事です。

 

その際、最低限として「熱意と数字」がないと、話にならないだろうなと感じる次第です。

 

これから、旦那さんとそんな話をする必要がある方は、その部分をしっかりと準備して、

お話がまとまるように、お祈りしています。

 

ぜひ、ご参考いただければと思います。

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