こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「SNSを一生懸命発信してても集客できない教室の先生の共通点とその根本要因の解決法とは」
という内容にて、お話をしていきたいと思います。
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
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SNSを一生懸命発信してても集客できない教室の先生の共通点とその根本要因の解決法とは
本日のテーマは、
「SNSを一生懸命発信してても集客できない教室の先生の共通点とその根本要因の解決法とは」
ということで、お話をしてみたいと思います。
私のクライアントさんは、教室の先生がメインとなっていますが、
その教室業の中でも様々な業種業態の先生がいらっしゃいます。
先生業以外の方もおられますが、だいたい9割近くが教室の先生となっており、私のコンサルを受けてくださっています。
さらに、私自身が、実際にパン教室を立ち上げて運営し、そのデータをもとにコンサルをしているという事もあって、
食関係の教室の先生が多いのも、一つの特徴となっています。
教室の先生というのは、女性が多いのですね。
そうすると、集客を考えた時、あまりリスクを取りたくない、という感じになる方が多いです。(苦笑)
実際に体はそんなに動かしたくない、という事ですね。
おそらく営業職などをされたことが少ないからだと思います。
これは何が言いたいかと言うと、たとえばチラシ配りなどは、あまりやらないという事です。
いわゆる私が「肉弾戦」と呼んでいるアナログ戦略ですね。(苦笑)
実際、チラシ配りは効率が悪かったりするのですが、
一つ良い効果があって、それは「チラシを配ってこんなに効率が悪くて大変なら、ネット集客の方がだんぜん楽!」
というのが、身をもって分かることです。(笑)
ではみなさんはネット集客で何をやるかというと、多くの先生は、SNS集客をされます。
SNS集客にはいろいろありますが、今でもアメブロを利用している方が多いですね。
過去に一度、商用利用が禁止されましたが、現在はOKとなっています。
とは言え、かつてほどの集客力はもうありません。
最近で言えば、インスタグラムはまだ可能性がありますね。
ただ、みなさんの写真のクオリティがさらにアップして、今後は今よりも大変になるだろうと予想されるSNSの一つでもあります。
そういったSNSを利用し、一生懸命、発信されている先生はたくさんおられます。
毎日やっているという方もおられますし、中には、みんながまだやっていない動画をやっている先生もいらっしゃいます。
でも、それでも集客できない、と悩んでいる人が多いのですね。
そういった先生方のお話を伺うと、共通点があるのです。
そこを根本的に直さないと、SNS集客をやっても、集客できないのですね。
今回は、そのように、SNS集客で効果が出ない先生方には、
どんな共通点があって、どんな対処をしたらいいのかについて、お伝えをしていきたいと思います。
SNS集客のコツは、●●●●●を作り込むこと
まず前置きとして、SNS集客を頑張っている人は、まだ良いです。
というのは、そもそも集客そのものを頑張っていない人もいるからです。(苦笑)
全く無名の人が教室を始めても、人がそれを見つける可能性がどれくらいあるのか?という事ですね。
「私は、ブログを更新しています」という人もいますが、月4回程度では、まったく量が足りません。
集客ができない要因として、そもそも発信量が足りない、という問題もあるのです。
ただ、更新の頻度よりも根本的なのは、内容です。
私がこう言うと、「いや、私はブログの書き方の講座にも行って、人の心に響かせる方法を習いました!」という人もいらっしゃいます。
もちろんこれは、習わないより習った方が良いです。
そして中には、ホームページを持っているという先生や、「キャッチコピー講座も習ったんです!」という先生もいらっしゃいます。
それらを実際に見てみると、SNS集客ができていない先生は、どうなっているのかというと、
キャッチコピーの作り方は知っているのかもしれませんが、表面をなぞっているだけなのです。
根本的な要因がクリアできておらず、本人もそれに気付いていないので、集客できないのですね。
では、その具体的な要因は何かと言うと、「コンセプト」と呼ばれる部分です。
この部分も、私がお話をすると、「いや、私はコンセプトも作ってます」という人もいますが、
これは、本人としては作っている気持になっているけど、実際には作っていない状態になっているのです。
具体的に言うと、こんなコンセプト(と本人が思っているもの)になっているのですね。
パン教室の例でお伝えしますね。
「ウチの教室は、若い方から大人の方まで、初心者から上級者まで学べます。
優しく教える、カンタン、おいしい、癒しのパン教室。少人数制で、丁寧に教えます」
といった感じなのです。
これで、本人はコンセプトを作った気持ちになっているのですが、
この内容で集客をするのは、非常に困難だと言えます。
鼻水が出る風邪の時は、内科より耳鼻科を選ぶ
ビジネスの観点から言うと、キャッチコピーというのは、キャッチなコピー(心を射止める文章)ですので、
「それを見た瞬間に、自分はその教室に行かなきゃいけない、という状況になっているかどうか」が重要となります。
先ほどの、「若い人から大人の方まで・・・」というキャッチコピーで言うと、
誰でも良いという事になりますので、誰にも響かないという結果になります。
つまり、昨今の傾向は、何でも屋さんより専門家の方が良いのです。
中には、何でも屋さんの方がいい場合もあるのですが、通常、教室業は、
何か生徒さんが学びたいポイントがあって、そのポイントを学ぶために行く人が多いのです。
自分が習いたい事を解決してくれる教室に通いたい、ということになるのですね。
これは、ご自身が何かを買う時に、同じことを経験したと思います。
病院もそうですね。
どう見ても鼻水が出ていて体調が悪い時は、内科でも良いですが、耳鼻科の方へ行くはずです。
目がかゆいとなると、眼科へ行きますね。
何か困りごとを本人が自覚している時は、それを解決してくれるところへ行くのが、普通です。
ですので、先ほどのキャッチコピーの教室では、特徴が出にくく、お客様から選ばれにくい、という結果になるのです。
最近の傾向としては、「私はこれを知りたい、だからそれを教えてくれる教室が好き」となるのですね。
となると、自分はどんな人に何を教えられるのかを考えないと、
キャッチコピーを考えることができない訳です。
そして、そのキャッチコピーの内容に近いホームページの内容にしなくてはいけませんし、
さらに、そのHPの内容に沿ったSNS発信の内容にしないと、集客が連動しない事になります。
いまいちな写真よりはもちろんきれいな写真の方がいいのですが、そもそもコンセプトに沿った写真じゃないと、集客できないのですね。
実際に専門特化した、ハロウィングッズの事例
たとえば、ハロウィンのグッズがあったとして、自分の商品をどう買ってもらうかを考えるとします。
たくさんの種類の商品が並ぶ中で、たとえば「爆笑すること間違いなし、衣装ベスト5」と書くとすると、
ハロウィンの衣装の中でも、ウケ狙いの方は、このページを開けるかもしれません。
「着るだけで映画の主人公、テレビでも話題のコスプレ」とすると、
これは実際にアナ雪の衣装が人気になった事もありますし、パイレーツオブカリビアンなど海賊系のコスプレや、中世の御姫様や魔女もありましたね。
何を求めているかによって、キャッチコピーの言葉が変わってきます。
ワケアリのコスプレや、999円均一といった、とにかく安さでアプローチする場合もあるでしょう。
例えば私だったら、海賊や赤ずきんなどは捨てて、「ハロウィンコスプレ、大人系魔女の専門店」など、しまうかもしれません。
売れるか売れないかは、リサーチしてからでないと分かりませんが、
大人女性のための、女性に憧れられるオシャレなコスプレ、というコンセプトも良いかもしれませんね。
そうすると、1万円くらい出すと、しっかりしたコスプレ衣装が出てきますので、
本物志向や、それによってブランディングしたい人など、
人が見ても、キレイでオシャレな衣装だけを揃える専門店にしちゃうかもしれません。
どの領域が良いのかは、もちろんリサーチをしますよ。本当に販売するとなったら、ですが。(笑)
例えば、私は自分のハロウィンイベントを、毎年開催しています。
そこで着る衣装は、毎年、変えているのですね。
スタンダードなもので言うと、魔女は色違いで2回やっています。オレンジと紫ですね。
ウィッグも、ブロンズ系やブラウン系など、変えていますし、
パイレーツオブカリビアンなどの海賊系でやったこともあります。
それが3回続いて、今回が4回目だったので、色々と考えている内に、ゴスロリ(ゴシックロリータ)にたどり着いて、
「そういう領域ってありえるかもね、ハロウィンだし。」と思って探していたら、
ちゃんとゴスロリの専門店があるのですね。
その名もズバリ ゴスロリワールド!(わかりやすい)
そうすると、自分が欲しいものに近い衣装がズラリと並んでいるので、選ぶのが楽なのです。
この「選ぶのがラク」というのがポイントです。
つまり、選ぶのにストレスがかかる時代になっちゃっているのですね。
あ、ちなみに2019年のハロウィンはこちらの衣装で開催しました。
今は、専門特化するのが有利になる時代
昔は教室が少なかったので、そこにあるだけで感謝される状況でした。
パンもお菓子も、一か所で学べるのが好かれたりしたのですね。
ですが今は、専門店の方が好かれますし、見てもらえます。
つまり、自分の専門領域を決めた上で、キャッチコピーを作る方が有利なのです。
SNSで発信して集客できていない方は、そこ(=コンセプト&キャッチコピー)がないのですね。
何を教えてくれるのかが分からない教室も多いです。
健康、ヘルシー、優しい、美味しい・・・という言葉のオンパレードだと、
「で、何を学べるの?」というのがわからず、行こうという気になりません。
教室とは少し領域が違いますが、スピリチャルも「癒し」というキーワードが良く出てきます。
癒されたいから行くのでしょうが、癒されたい内容と悩みは、人によって違います。
夫婦関係や離婚の可能性も感じている場合の癒しやアドバイスを行う、スピリチャルカウンセラーなのか?
個人的な女性の悩みや人間関係、会社、職場、あるいは子どもなどなど
大体、癒されたい人は疲れていたり、悩みがある方なので、それが絞られている方が相談しやすいですよね。
離婚を真剣に考えている女性は、彼氏に好かれるにはどうこうというキャピキャピしたところには、まず行かないはずです。
離婚を専門にしたちゃんとしたカウンセラーを選ぶでしょう。
こういった、具体的な内容が分かりにくいと、選ばれにくいのです。
私がやっていたパン教室について言えば、なぜ生徒さんが通うのかと言うと、
パンの技術向上であったり、生地に触っているだけでうれしいという人や、形成が好きな人もいました。
デザイン性に魅かれてという方も多かったです。
低糖質パンのクラスも持っていたのですが、こちらは、日常のご飯に飽きるので、バリエーションが増えることが嬉しかったり、
焼き立てが食べてみたいという方。他には、コストが高いので、自分で作った方が安いからという方もおられました。
具体的に、「これが学べる」というコンセプトがあったので、選ばれていた訳ですね。
あなたは、誰のどんな悩みを解消し、どんな喜びを与えられますか?
コンセプトを作り込んでいくためには、
まず、誰のどんな悩み解決してくれる教室なのか、どんな喜びを与えてくれる教室なのか。
これらを考えていく必要があります。
その上で、いわゆる教室系であっても、コンセプトは分かりやすい方が良いです。
本当に、心理カウンセリングやスピリチュアル系になると、ものすごくたくさんやっている人がおられますので、
その中で特徴を出していかないといけない、という事になるのですね。
ですので、自分はどういう人を救っていきたいのかという、自分を見つめなおす作業が必須になるのです。
実は私も、ルノルマンカードリーディングという、カードを引いてもらいながら潜在意識を読み解いて、
前に進めるように助言をする、というサービスを持っています。
しかしながら、そのコンセプトは、ビジネスなのです。
つまり、カードリーディングですが、得意領域はビジネス、ということもやっているのですが、
なぜそれができるかというと、コンサルとカウンセリングのスキルが似ているからですね。
ご本人が本当はやりたいことを、会話の中から紐解いていくイメージです。
同じカードを見ても、瞬間に思い浮かぶ内容や想いは、個人によって違います。
中にはネガティブカードというカードもあるのですが、人によって捉え方が違うのですね。
たとえば「蛇」というカードがあって、これは一般的にはみなさんに嫌われる動物の一つなのですが、
白蛇は幸運の神様だったりもしますね。
そういった、その人の思考のクセを見抜くと言うか、その上で、どうやって前に進んでいくかをアドバイスしています。
ポイントは、「得意領域が、ビジネスリーディング」とうたっているところです。
そうすると、仕事のことを相談したい人は、私のところに集まってくるようになります。
逆に、恋愛関係のリーディングは、できなくはないが、やりません。
そうすると、恋愛相談は来ないのです。
スピリチャル系の事業ではありますが、ビジネスのスキルとくっつけた感じでリーディングをするのですね。
そうすると、スピリチャル系では珍しい領域となります。
フワフワした精神的なアドバイスではなく、現実的なビジネスの行動まで落とし込む、というのはスピリチャルの領域では少ないのです。
つまりこれが、集客できるコンセプトにある、という事ですね。
もちろん、他のカードを否定するのではありません。
オラクルカードやタロットカードなどなど、カードはたくさんありますし、数秘やオーラソーマなどもあります。
ヒプノセラピーなどなど、セラピーにも色んな領域があります。
占星術やレイキなどなど、お客様のお話を聞きながら進めていくものもありますが、
要は、自分がどの領域ができるのかが、他人から見てパッとわかる方が良い、という事です。
餃子を食べたい時、中華屋さんではなく餃子の王将へいく
餃子を食べたいとなったら、中華屋さんではなく餃子の王将へ行きますよね。
ですが、餃子だけではなく、ついでにラーメンを頼む人もいる訳です。
つまり、餃子屋さんだけど、中華屋さんとメニューは変わらないのです。
でも餃子を食べたいなら、餃子の王将へ行こうかなという心理になります。
自分の専門領域を、外向きに情報発信する際に大切なのは、
こういったコンセプトと、「一発で分かる、分かりやすさ」です。
仮に同じスキルがあったとしても、それをこういう人に見せていきたい、というのを分かりやすくしなくてはいけないのです。
人によっては、それを「絞る」と言ったりもします。
そうすると、「絞ると、他の商品を売っちゃいけないんですか?」という人もいますが、
これは、あくまで「集客」という入り口の話です。
お客様が中に入って頂いて、信頼関係ができた後は、他にも展開しても良いとは思います。
ただ、それを最初から一般人向けに外向きにやってしまうと、一貫性がなくなるのです。
専門性を出していくほうが、集客しやすいという事ですね。
そういう私自身も、実は4つ5つの事業を同時に回しているのですが、
それぞれに事業についてホームページを持っていて、それぞれが専門特化しているのです。
つまり、いろいろできるという人は、それらを個別に専門特化させても良い、という事ですね。
SNSを一生懸命発信してても集客できない教室の先生の共通点とその根本要因の解決法とは まとめ
さて、今回の内容をまとめますと、SNSを一生懸命発信していても集客できないのは、コンセプトが作れていないから、という事になります。
まずはコンセプトをしっかりと作り込み、
それに沿ったホームページやキャチコピーも作り、発信をしていく必要があるのですね。
ですので、今一度、自分の教室は誰のためにあるのかを、見直していただければ良いのではないかなと思います。
ぜひご参考にしてみてください。
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飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
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