教室事業10年レベルの先生が忙しすぎて収益があがらないときに検討したい3つのコト

起業・開業

こんにちは。

飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。

 

本日は、

「教室事業10年レベルの先生が忙しすぎて収益があがらないときに検討したい3つのコト

ということについて、お話をしていきたいと思います。

 

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忙しいのに収益がない…そんな状況になったら考えるべきこと

本日のテーマは、

「教室事業10年レベルの先生が忙しすぎて収益があがらないときに検討したい3つのコト」

について、お話をしてみたいと思います。

 

今回のテーマは、LINEからもご質問を頂いたり、メルマガ読者さんからもよくお聞きするお話なのですが、

10年くらいの先生は、とにかく忙しくて、

楽しいけれど身体がキツい、しかもそんなに収益は上がっていない、という現象があるのです。

私のパン教室をやっていたので、その忙しさは本当に良く分かります。

材料の準備に、レシピの作成、そしてレッスンの準備をして、レッスンして、

集客もして…となりますので、

疲弊して体力を使うという状況は、よく分かっているつもりです。

 

しかも、その上で収益が残らないとなると、さらに疲弊しますね。

 

生徒さんに教えるのは楽しいとしても、手元にお金が残らなければ、

また会社員やパートに戻ることも考えなくてはいけません。

でも、「好きな事が出来ているからいいか」と、続けられる方も多いのですが、

それが大体、8年や10年くらいすると、何の為に仕事をしているのがわからなくなってくるのですね。

 

今回は、そんな時に考えたい3つのことについて、ご紹介をしてみたいと思います。

 

 

1.事業整理

疲弊してしまう原因は、時間と収益のバランスが悪い状態である可能性が高いです。

オペレーション(運営)に時間がかかり過ぎている」というケースも多いのですね。

私も実際にパン教室を運営してきて、

写真とパンを教える講座や、酵母の種類も7種扱ったりという中でやっていたのですが、

中には、パン、お菓子、料理など、お花、テーブルコーディネートなど

5つくらいの項目を持っていて運営している先生も多いです。

肩書をお尋ねすると、5つ6つパパパッとを言う方もおられます。

 

これは、今までの経験を積み上げてきて、そうなっていったのだと思います。

大抵先生が優しいので、生徒さんの要望に応えている内に、口座が増えていく…というケースですね。

これは、一瞬は収益が上がっているように見えますが、

結局は、することが多くなってしまって、時給換算すると…という状況になってしまいます。

 

そもそも本来は、料理やお菓子など、それぞれ来られる生徒さんの目的や属性は、違うはずです。

それらを全て集客していくというのは、本当に大変ですし、

もし、「先生が好きだから通う」という場合については、その先生がやる講座はなんでも来る、

となりますので、集客は楽かもしれませんが、

どのみち複数事業なのでオペレーションには時間がかかることになります。

 

そういった、複数のコースを回していると、

準備の忙しさが、全然違ってきますよね。

例えばパンとお菓子なら型も違いますし、運営もハンドリングも違います。

 

それらを考えると、時間のロスも多いですし、

軽量や材料を間違えてはいけないので、使い回しも難しくなります。

 

たとえば私は、パンでしたので小麦について、

いくつか種類があるなかで「春よ来い」という小麦を、常に在庫している状態にしていました。

こうすると、材料調達が楽になりますね。

業種業態が一つだと、そういった運営ができるのです。

 

こういったように、大体、忙しくて収益が上がらない先生を見ていると、

準備や運営項目が多岐に渡っているなぁと感じることが多いです。

 

そこで、まずやるのは「事業を絞る」ということです。

 

具体的な、事業の絞り方

これは、最初は確かに生徒さんが減ると思います。

しかし、事業を絞ってリニューアルする時には、単価アップができます。

こういった、離れる生徒さんも出てくるという中で、事業整理をするかどうか、

10年ほどの先生には大体、決めなくてはいけない時期が来るのですね。

この講座をやめると、この生徒さんがやめるという、顔がチラつくのは分かりますが、

変えていくためには、どこかでこれを考えなくてはいけなくなります。

また、一時的には収益ダウンになりますので、恐怖もあります。

 

私自身も、パン教室の運営から、現在のコンサルティング業に移行する際に経験しましたが、

これは、やはり難しい部分もありました。

募集すれば順調に入ってくるパンの講座をわざわざ停止して、講座数を減らし、

まだ未知の領域のコンサルティング業の集客をやり始めたのですから、

その時期の不安な気持ちもわかります。

 

それでもやはり、現状を変えるためには、「事業を絞る」というのが、大事な要件の一つとなるのです。

 

 

2.事業を転換する

もう一つは、事業を転換するということです。

自分のエリアや、お客様の属性など、時代の流れを見て、

Aという今の事業をやめて、Bをやる、というように転換することですね。

 

同じパン教室でも、別の角度からの講座にしたり、

同じ内容でも別の業界や切り口としてやれないかを、考えることですね。

 

私の場合だと、電子書籍をコンサルできる公式の資格も持っているのですが、

そのもともとの理由は、電子書籍でレシピ本を出したかったから取った資格でした。

 

kindleが日本に上陸した2013年、そのあとすぐに資格を取って、6ヶ月後には出版をしていました。

 

そのkindleの事業をどのように扱っていたかというと、

パン教室の売上が落ちる季節の売上補填になっていました。

夏はパン教室の需要が減ります。暑い中でオーブンを使うからです。

ですので、その間は、エアコンの効いたお部屋で、kindleの電子書籍出版を教えていたのですね。

 

全ての事業を転換させた訳ではないですが、

こういった形で、一時的に転換をしていたりもしました。

 

あるいは、同じパンの中でも、様々な時流というのがあります。

たとえば、今なら、グルテンフリーなども流行っていますが、

そういった時流に合った内容を、もし自分が教えられるのなら、それをやる、

というのも、一つの方法です。

 

3.複数事業を立ち上げる

3つ目は、複数事業を立ち上げ、運営を行っていく方法です。

 

忙しくなっていて、お菓子とパンと料理と…というのが全て上手く回っておらず、

単価も高くなくて、生徒さんは来ているのに…と言う中で、

せっかく事業を絞ったのに…、

そこからまた、新規事業を複数、立ち上げる」という事になりますので、

これは、非常にハードルが高いです(苦笑)

ただ、これを実現すると何が起こるのかというと、

「時間的な余裕もありつつ、収益がより安定する」

こういった状況を作っていく事が可能になるのですね。

 

なぜなら、同じだけの収益を上げるなら、

集客できて成約もできて、なおかつ、時給単価の高い事業が、

1つより2つあった方が、楽になるからです。

 

私の場合は、いくつか事業を立ち上げていますので、

20くらいのサイトもあった時期もありましたが、

高収益・短時間の事業ができると、それに関連させて、いくつかの事業を行うこともできます。

 

ただこれは、先ほども言いました通り、安定させるまでがとても大変ですね。

 

忙しすぎて収益があがらないときに検討したい3つのコト、まとめ

教室運営をされていて、忙しいのに収益が上がらない、という場合に最も良いのは、

「複数のコースの中で、伸びしろがある部分を中心に、一つにまとめていく」

という作業をしていく事かなと思います。

 

私の場合は、引いた目で見ることもできますので、

どの事業を中心に据えることで、より伸びていくのか?より収益を得やすいのかを、

客観的にアドバイスできます。

 

とは言っても、私は神様ではありませんので、100発100中とはいきませんし、

そんな中で実際に進めていくのは、不安も伴いますので、本当に大変です。

 

ただ、一人ではなかなかできない事でもありますので、

クライアントさんと相談をしながら、進めていくのですが、

しっかりと改革を行うと、整理してスッキリしますし、時間もできますので、

楽になって伸びていくのですね。

 

単価も上げられますし、時間もあって、余裕が生まれるということですね。

 

その中で、離れていく生徒さんも出てくるかと思いますが、

そんなクライアントさんの痛みを、私も引き受ける覚悟で、アドバイスしています。

これは、自分でやった方がよほど楽ですね(苦笑)

痛みを自分で引き受けたらいいだけですので。

 

 

10年ほど教室を続けておられる先生で、忙しすぎて収益が上がらない…というのは、

痛みの伴う大改革をしないといけない時期、というサインかもしれません。

 

ぜひ、ご参考になさってみてください。

 

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