こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「生徒さんが集まる教室集客に生かす、先生が苦手な数字・データー分析のコツ」
ということについて、お話をしていきたいと思います。
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ただ闇雲にやっても、限界が来る!
本日のテーマは、
「生徒さんが集まる教室集客に生かす、先生が苦手な数字・データー分析のコツ」
について、お話をしてみたいと思います。
私の出身は、営業なのですが、営業と一言に言っても、いろいろな営業があります。
たとえば法人営業も、営業の一つですね。
他にも、法人が法人に営業するB to Bや、個人に営業するB to Cなどなど、いろいろあります。
ただ、どのスタイルだったとしても、営業という仕事のミッションは「売上を上げること」ですね。
事務方は、内部を処理するのが中心になりますが、こちらも、色々な領域の仕事があります。
これらは、規模が小さければ、自分でやる部分も多くなりますし、規模が大きい会社であれれば、一定の範囲の仕事を任され、こなしていく事になります。
つまり営業という仕事は、一定の数字を把握して動かなくてはいけない仕事だということです。
具体的には、「今月、何件の成約を取ってきたの?」「いくら経費使ったの?」という数字を把握して仕事を進めるのが、営業職となります。
「投資した分が、何倍になってくるような動きだから、それをやる」
「今は回収できないけど、1年後はこれくらいになって返ってくる。だからやる」という計算もしますし、
計画の通りに行かなかった時に、どう取り戻して、どう計画に近付けるか、などなど、計算が必須になってくるのですね。
もちろん向き不向きはありますが、数字が苦手だから辞めて行く人もいました。
今日のお話は、私がそういった営業畑の出身だからというのもあるのですが、
数字と分析というのを、あまり見ないで、勘と勢いで開業し、そのまま突き進む先生が非常に多いと感じています。
わーっと勢いで教室を作りました。何とか周りを集めてみました。
となると、どこかでそれが枯渇して、集客できなくなって廃業という結果になってしまうことが多いのです。
それが大体1年以内に起こってくる、という感じでしょうか。
闇雲に動くのではなく、目星を付けようねというのが、データー分析の仕方です。
これは、大企業のためのものではなく、教室の運営部分で活かして欲しい内容をご紹介していきますので、
数字を聞くと「えぇ~!」という人もいますが、
苦手と思う方ほど、聞いて欲しい、読んで欲しい話題になります。
自分の教室を求める人の数、知っていますか?
では本題に入りたいと思いますが、まず数字の部分で、教室開業をしようという一番最初の時に、数字や分析などデーターを見ようとするとき、
何を見るのかというと、「市場規模」です。
たとえば「パン教室」と、Googleで検索すると、その結果がどれぐらいあるのか?ということですね。
「パン教室 横浜」と調べると80万件くらいあったと思います。
これが少ないと、そのサービスを欲しがる人がいないということなので、
そもそも市場規模があるのか?というところから見直す必要があります。
大体、20万件くらいは欲しいのですが、これは、本を書く時にも、同じですね。
逆に、数字が大きい、100万件や200万件といった規模になってくると、
もう少し絞らなくてはいけなくなります。
より悩みにフォーカスしたサービスを提供していく必要があるからです。
「私は、自分がやりたい事をやるために独立したのよ」というのは分かるのですが、
そもそも、それを欲しがる人がいるのか、いないのか?ぐらいは分かった上で、教室運営をスタートしていただきたいなと思います。
たとえば、すごくニッチで、後々ブレイクするかもしれないが、今は知られていないというサービスの場合、
ただ告知するだけではダメで、そもそも認知をさせていかないといけません。
そういった「認知度を上げていく」という段階で、大企業は多くの予算を使って広告を出せますが、
個人はそれができないので、自力でやらないといけなくなります。
具体的に、たとえばYoutubeで認知を広げていくなら、少なくとも1000本くらいは投稿する必要が出てきます。
そもそも知られていないから、売れないということですね。
ですので、認知をしていくために、それくらいの作業量する覚悟はあるのかどうか?というところから、考えなくてはいけません。
逆に、すでに認知されている分野なら何もしなくて良いのかというと、そんなこともないのです。
パンやお菓子、料理教室は、ライバルがとても多いのですが、
ライバルが多い中では、より目立たないと認知されないので人は集まらない、という事になります。
ただ、「そもそもその分野を知らない」のか、「その分野は知っているけど、あなたの教室は知らない」のか、
それらによっても対策がかわってきますので、まずこれが、データー分析の入り口になりますね。
ウェブサイトへのアクセス数は、チェックしていますか?
次に、本当にウェブサイトに人が来ているのか?を見なくてはいけませんね。
かんたんな所だと、アメブロのアクセス解析などは、見てみて欲しいなと思います。
パソコンとモバイルの、アクセスの違いが分かったり、どの記事が読まれているかもわかります。
ただ、「それによって、何を読み解くのか?」が重要なのですが、
まずアクセス数で言うと、最低で1日100アクセスは欲しいですね。
もし一日に200アクセスあると月6000になりますが、これくらいあると集客しやすくなってきます。
せめて月3000アクセスあると、集客できる状況になるかなと思います。
これを聞いて「え?!」と思われた方もいるかもしれませんが、1日のアクセスが10だとすると、なかなか集客できないという事になります。
「毎日、10人くらいが見てくれているのに、なんで売れないのか?」と思うかもしれませんが、10程度ではやはり少ないですね。
もし見られているとしても、どの記事を見られているのか?という部分もあります。
パン教室の先生なのに、趣味の部分を書いた記事がもっとも読まれていたりすると、集客にはつながらないですよね。
数字は、それを指標にすることで、より集客しやすくするためのものです。
たとえばアクセスされている時間帯といったデーターも、
「自分の教室について調べている人の傾向は、朝に見る。あるいは夜に見る」というのも分かります。
それによって、こちらの行動も違ってきますね。
私もブログは書きますが、起業当初、ブログ集客という言葉もあって、
当時のブログ集客は、1日5本の投稿といった事が言われていました。
量である程度、拡散していくということですね。
そうすると、「読まれている時間帯に合わせて、投稿すべし」という事で、ブログを投稿していました。
現状は、それをやっても埋もれていく状況なのですが、そういった投稿数よりも中身が評価される状況になってきています。
文字数も、以前は1000文字くらいで良かったのが、今は3000文字くらい書かないとダメになってきています。
こういった「数字」というのは、動向を確認して、自分の行動の修正をかけているのか?が重要になります。
慣れてくれば、Googleのアナリティクスなどを使えるようになるかと思いますので、
さらに細かく見ていく事ができるようになります。
どういうキーワードで探されているのか?という部分や、
サイトの中をどう回遊しているのか?という部分なども見れるのです。
最終的に、申し込みページに行ったのかどうかも分かります。
たとえば、「8年くらい前だと、プロフィールなどなど、全てのページのアクセスがほぼ同じだった」
「ここ数年は、まずお客様の声やプロフィールを見る人が増えてきている」
となると、ウェブサイトを見に来た人は、私がどんな先生か?どんな実績を出しているのか?を、見ようとしていることが分かります。
また最近では、スマホで見る方も増えていて、20代女性となると、8割近くがスマホで見ているというデーターもあります。
そうすると、スマホで見る人の方が多い場合、「スマホで見た時に成約しやすいようにウェブサイトを改善しよう!」
といったように、データーから動きを決める、ということにも繋がるので、日々の活動方針を変えることにもなります。
毎月の利益の計算、していますか?
その3は、経営の数字に関わるところですね。
どれくらい生徒さんが入って、どれくらい経費が掛かって、という部分です。
これは、どんぶり勘定の方も多いと思いますが、やっぱり最低この部分の数字は、出して欲しいと思います。
それにプラス、本来だったら自分に費やした費用も含めて欲しいですね。
たとえば、本を買ったり、セミナーに参加したりといった経費です。
私の場合、そこからさらに、消耗品レベルも計算していました。
パン教室だったこともあり、
キッチンペーパーやサランラップなど、すごい勢いで減っていきましたね。(笑)
他にも、コピー用紙や、インク代も、結構バカにならないです。
教室を、月に28日や26日というペースで稼働をしていると、
紙代で1万円といった費用が掛かっていました。
それらも全部入れていくと、あまり収益が残らないんだなぁというのが分かってきます。
それで毎月、どれくらい手元に残ったのかを見ていないと、目標を達成できません。
そもそも、年間での計画を立てていないと、「今月は足りなかった」「今月は達成した」というのも見えませんね。
目標も立てていない、毎月のチェックもしていないとなると、達成も何もできない状況になります。
数字を把握して扱っていかないと、目標を達成できないのです。
今回のまとめ
「開業前」と、「運営している時の数字」、そして、「毎月の締め」と、結果に対してアクションを決める数字をご紹介してきましたが、
教室の先生であれば、まずこれらをやって欲しいなと思います。
苦手だと思っている方も、まず「これならできそう」というところから扱ってみていただければと思いますので、
ぜひ、ご参考になさってみてください。
今回の記事を、動画でご覧になりたい方はコチラ
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