教室の集客がだんだん減っている教室に共通する意外な特徴とは

集客メソッド

こんにちは。

飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。

 

本日は、

「教室の集客がだんだん減っている教室に共通する意外な特徴とは」

という内容にて、お話をしていきたいと思います。

 

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生徒さんがじわじわと減ってきているけど、何をどうすれば良いのか分からない時は…?

本日のテーマは、

「教室の集客がだんだん減っている教室に共通する意外な特徴とは」

ということで、お話をしてみたいと思います。

 

私のところには、さまざまなきっかけで、単発でのご相談をいただいたり、

クライアントさんからのご相談を頂いたりしています。

 

そのうちの一つに

「以前はそうではなかったが、だんだん生徒さんが減ってきている」

というお悩みを伺うこともあります。

 

そしてその際、自分なりにレッスンを変えてみたいり、ネットの集客を色々とやってみたり、

ホームページをいじってみたりしても、その減りを止めることができない、

という先行きの不安感でご相談をいただきます。

これは、色んな原因を多角的に見て、それらを潰していくケースもあるのですが、

最近、そういった色んな方のご相談を聞いてきて、

ご本人の見方と、私の見方でズレがあることに気付きたのです。

 

今回はそんな、生徒さんの減少で悩んでいる先生や、どうしたら良いかが分からない先生にとって

今後の運営を考えるきっかけとなるお話になると思いお伝えさせていただきます。

 

自分で集客をコントロールすることが、大前提

生徒さんがだんだん減っているということは、

その兆候が、もっと前からあったはずなのですね。

 

たとえば、もう10年以上続けておられる先生が、

最初からにぎわっている状態で、教室をスタートしていたり、

口コミで誰かが広めてくれるのが当たり前になっていたりして、

 

自分以外の要因で集客が成り立っている人は、

自分で集客したことがない、という事になります。

 

それを自分で自覚できているかどうかが、まずは重要です。

 

集客をしているようなつもりになっているけど、

本当は、自分でやっていないという方は、

 

生徒さんが減ってきた時に、

今まで自分で集客をコントロールしてきていないので、

対処ができません。

 

ですので私は、

自分の範疇で7割、ポータルサイトなど他社に依存する集客は3割、

といったバランスで運営して欲しいと、クライアントさんに言っています。

それをやっている限り、他の影響を受けることが、ほとんどないからです。

減っても、最大で3割でとどめることができますよね。

 

ですので、全部を他者に依存するような集客をされてきた方は、

一度、そういったバランスの部分を見直してみる方が良いかもしれません。

 

生徒さんが減ってくる兆候は、もっと前にあったはずですので、

実はそれを見ないようにしてきた経緯があるか、

 

あるいは、改善のやり方が分からない間にどんどん落ちてしまったなど、

いろんなケースがあるのですが、

そういった教室には、

これからお話する3つくらいの特徴があると感じています。

 

教室そのもの、教室全体の状況が、世の中の状況と合っていないケース

まず1つ目は、教室全体の状況が、世の中全体の状況と見比べた時に、どうなのかという点です。

 

それを考える上で、たとえば立地の良し悪しというのがあると思いますが、

もちろん基本的には駅に近い方が良いのですが、

そもそも教室から近い方が良い、という価値観の人を集めているのか、

あるいは、教室の空間そのものを楽しむ方を集めているのか、といった部分の問題もあります。

 

教室の非日常的な雰囲気を楽しみたい、と感じている生徒さんを呼んでいる場合は、

教室に入った時の印象など、教室本体を見直す必要もあるということです。

 

私が訪問させていただいた教室の中には、本当に立地が悪いというケースもありました。

 

私は過去に、色んな教室を150くらい回っているのですが、

本当に駅から遠くて、体験会がなかなか決まらないという教室があったのですね。

 

先生やレッスンの内容はすごく良いのです。

 

ですが、駅から歩いている内に、だんだんと気分が落ちて来るのですね。

 

そういった要因がありましたので、可能だったらスタジオベースで運営することをご提案しました。

なぜなら、家賃を払ったとしてもペイできる講座を持っている先生だったからです。

 

教室の雰囲気が暗いのは、街全体が暗い印象になっているケースもあります。

 

それに、マンションは入り口が北向きになっている事が多いのですが、

そうすると、入り口からリビング、廊下に向かう導線も暗くなります。

 

部屋を、物理的に明るくしておかないと、それが人間の心理的な部分にも影響するという、

インテリアコーディネートとしての心理要素部分もあるのですが、

廊下が暗く、リビングに入った瞬間の明るさとのギャップもない、となると、

生徒さんの気持ちが落ちてしまうのですね。

そういう環境が、生徒さんに関係している場合もあったりします。

 

他にも、もし街自体がおしゃれな街だったら、

教室も、そのおしゃれさが、教室のブランディングになってしまう、という事があります。

 

つまり、教室に向かう間に、生徒さんの気持ちが上がってくるので、

その上がってきた気持ちに合わせないと、暗い部屋に入ると気分が落ちてしまうという事ですね。

 

これは、ご本人が自覚できないので、客観的に見ないといけない部分でもあります。

 

友人や生徒さんに聞いても、あまり参考になる良い答は出ませんので、

客観的に見てくれる方に聞く方が良いですね。

 

なぜかと言うと、友人は辛口なことを言う必要もないですし、

生徒さんは、その条件を知った上で来ているので、あえて言いません。

 

問題は、「来たけど1回で終わった」という人が、何を感じたかです。

ここを想像するのが、大切なのですね。

 

ご家族も、そこに暮らしてたら、馴染んでしまって客観的な感覚は分からないかと思います。

少し引いた目で見ることができる方だったら、本当のことが分かるかもしれませんが、

そういった客観的な意見を聞いてみるのも、大切かもしれませんね。

 

先生の感覚が、時代とズレてしまっているケース

2つめは、先生の感覚が、時代とズレてしまっているケースです。

 

教室の先生を長くやっていると、時代とのズレが出てくる方もおられるのですね。

 

私は、パン教室を6年、コンサルタントを4年やっていますが、

その間の約10年のスパンを見ていても、通う生徒さんの意識が変わってきていると感じます。

 

以前は、先生やお師匠さんといった、畏怖もありつつ尊敬もある、といった形でしたが、

今はどちらかと言うと、先生も良く続いている方はご存じかとは思いますが、

サービス業という意識に寄っていかないと、続かない傾向となっています。

 

つまり、来てくれている生徒さんに対して、

どんなサービスを提供していくかを、

日々、考えているかどうかが、全てに通じてくるのです。

 

先ほどの、教室の内装や雰囲気に関する部分もそうですし、

こういう事をすると喜んでいただけるかな、といったことを考えたりしないと、

生徒さんに飽きられたり、見放されたりするという事ですね。

長年、通ってくださっている生徒さんは、先生が好きだからそこにいるというケースが多いのですが、

そこに甘え続けていると、自分を磨かなくなってしまい、新規の方が来なくなってきます。

 

新規の方は、ドライでシビアな目で選びますので、

先生の感覚が時代とズレていると、そこで選ばれなくなってしまう可能性が高くなるのです。

 

ブログなどを見てもらっても、問い合わせが来なかったり、

問い合わせが来て体験を行ったとしても、その後が続かないといった状況になる、

ということですね。

 

これは、ご本人はなかなか気づけません。

 

以前に、そういった、雰囲気的に残念な教室になってしまっていることを、

とある教室の先生に、ポイントとしてお伝えしたことになった時に、

大変に驚かれて、

「今まで、生徒さんにそんなことを言われたことがない」

とおっしゃっていたのですが、これは、来られている生徒が、そんなことを言うはずがないのですね。(苦笑)

 

気付いていても言わないか、気付いていないか、大体どちらかなのですが、

そもそも通ってくれているという事は、それ以上に先生が好きだから、

という理由があるからです。

 

問題となるのは、来なかった人や、新規の方の印象です。

ここがポイントなのですね。

 

来なかった人は、その理由をわざわざ言いません。

ですので当然、新規の方が来ない本当の理由については、

「そんなことは今まで言われたことがない」という内容になります。

 

新規の方を取らないと、先細りになりますので、

工夫を凝らし、前に進むというチャレンジと創意工夫をしているかどうかが大切です。

それを今までやった事がなく、昔のまま来ている方は、

教室全般のサービスを考え直す必要があるかもしれませんね。

 

私がこれまでに、150以上の教室を回ってきた感覚をベースにすると、

リピートが続かない教室や、新規がなかなか来ない教室は、

教室が時代に合っていないというケースが多いと感じます。

 

自分の価値観で、全て運営をしている

3つ目は、先生の価値観です。

 

自分の価値観というのは、他人に置き換えるのはとても難しいのですね。

 

自分が先生という立場で、「こういう事を教えたら喜ぶよね」という所で止まっている方も多いのですが、

生徒さんはいちいち細かく要望や、感じた事を言わないので、

生徒さんの要望や思っていることは、何もしなければ分からないままです。

 

ですが、辞めていく生徒さんには、辞める理由があるのです。

それを解決できる一番の答は、生徒さんに聞くことなのですが、

辞める理由は、「なんで辞めちゃうの?」と、普通に聞いても答えませんので、

兆候を感じたら、ひと声をかけてあげて、本心を聞くといったことをされると良いと思います。

 

そうすると、その変化に気付いてくれたことに喜んでくれることもありますし、

体調のことや、具合は大丈夫ですか、といった声をかけると、

体調が悪いのではなくて、実は主人とケンカして、、、といった話になる事もあります。

 

生徒さんは、自分と関係ないところで落ち込んでいることもあって、

それを先生が先回りしてグルグル考えてしまうと、

より上手くいかないスパイラルに入るケースもあるのです。

 

そういったケースは、少し質問力が必要にはなるのですが、

お客様の本心は、お客様にしか分かりません。

 

これは、私が営業職をしている時から、やっていることでしたが、

どう聞いたら答えてくれるかな?というのは、常に考えなくてはいけません。

 

このお話を聞いて、もし、

「何でそんなところまで気を遣わなくちゃいけないのか」と考えた方は、要注意です。

なぜなら、生徒さんをどれだけ喜ばせたかが、教室の安定運営の上では第一となりますので、

そこができないと、そもそも集客ができないケースもあったりするからです。

 

最初に生徒さんの方を見ないと、

新規のコースレッスンを作るにしても、リニューアルするにしても、上手くいかないのですね。

 

これにはヒューマンスキルも必要で、集客がだんだん落ちている先生の多くは、

ここが足りていないと感じます。

 

自分がやりたい事をレッスンを組むのか、人がやって欲しいことをやるのかが、

分かれ目になる、ということです。

 

教室の先生には、先生になりたいから先生になったという方も、

一定数おられます。

 

これはどういう事かというと、

自分が習ってきたことを伝えたいから先生になった、という事ですね。

 

それが受け入れられる人がいるかどうかは別にして、

このケースは、スタートが自分主導ですので、生徒さんを集めにくいのです。

 

あるいは、先生と呼ばれることで、幼いころに親などから認められなかった部分を埋めたい、

といった潜在意識に関する要因もあります。

 

つまり、家などで居場所がなく寂しい思いをしたから、

違う場所で自分という存在を他者に認められたい、

という潜在意識がある方ですね。

 

先生業は、その認められるという欲求を埋められる可能性が高いからやっている、

というケースですが、これは少し厄介なのです。

 

このようなタイプの先生は

いくら素敵風なホームページを作っても、売れないからです。

 

世の中の人はシビアで、自分が楽しい事にはお金は払うけれども、

そうでない事にはお金を払いません。

割り切ってさっぱりしています。

 

そうすると、ご自身の根底の想いが、欲求を満たすためにやっているといったことだと、

それが言葉の端端に、絶対に出てしまいますので、それを敏感に生徒さんが感じ取ってしまうのですね。

 

「あたなの教室の存在によって、どんな人が喜びますが?どんな生徒さんに喜んでもらえると思いますか?」

といった質問をした時に、スラスラと回答が言える方と、言えない方がおられます。

 

これが言えない方は、自分の欲求を満たすために教室業をされているかたが多いとかんじますので、

こちらも一度、自分を見つめなおす必要もあるかもしれません。

 

教室の集客がだんだん減っている教室に共通する意外な特徴とは まとめ

今回のお話の内容をまとめますと、生徒さんがだんだん減ってきている教室に共通しているのは、

1.教室本体の環境

2.先生の感覚が時代とズレている

3.自分の価値観がメインになっている

 

この3つのケースが、集客できない原因となっていることが多いですので、

生徒さんがだんだんと減ってきているなど、異変を感じている先生は、

この辺りをみなしてみて頂ければと思います。

ぜひご参考にしてみてください。

 

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