タカハシタカコ的 教室業の先生の年間目標計画の作り方

コラム

本日は、

「タカハシタカコ的 教室業の先生の年間目標計画の作り方」

という内容にて、お話をしていきたいと思います。

 

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タカハシタカコ的 教室業の先生の年間目標計画の作り方

本日のテーマは、

「タカハシタカコ的 教室業の先生の年間目標計画の作り方」

ということについて、お話をしてみたいと思います。

 

実は今日ご紹介するのは、

わたしがクラアントさんにお渡ししている、年間計画のエクセル表というのがありまして、

それを実際に入力してもらって出てきた数字をベースに、翌年どうするのかというお話をした、

生々しい内容をベースとしたものとなります。(笑)

 

教室名などはもちろん伏せていますが、

数字自体はかなりリアルなものですので、

それを見て、どう指導して、翌年の計画をどうしたのかを、

エクセルの表を見ながら、実践に即してお伝えしたいと思います。

※こちらの内容は、下記に添付してある動画をご覧になる方がわかりやすいと思います。

まずはエクセルに、実際に数字を入れて可視化しないと始まりません

まずこれのエクセルの表が、ザックリとどういう表なのかということをご説明しますね。

最初に、目標値があって、次に実績値があります。

月々どういうレッスンやイベントがあって、実績がどうだったかという事ですね。

こちらの方は、年間で540万円くらいの売上です。

目標の数値が入っていると、

たとえば、単価が2万円の講座を持っていて、30人が集まった場合に、

売りがげが60万円となるような、自動計算の数式になっています。

 

その目標値について、実際がどうだったかという数値を入れることで、

達成率が何パーセントだったのかも表示される、という表を、

私のコンサルを受けてくださっているクライアントさんにお渡しているのですね。

 

このセクセル表は、そんな形で年間で進めた結果、

どういう着地点でその年が終わったのか、という内容になっています。

 

エクセル表に入力されている、赤いものが実際の数字となりますが、

これを分析して、翌年の目標値についてのお話をする、という感じですね。

 

初年度は、まず数値を入力して可視化していくということになりますが、

2年目になると、去年の実績があった上で、どこに力を入れるのかを相談して進める形になります。

 

今回の方は、高い単価の講座もありますが、

外部からの依頼で講師をやるなど、忙しい一年となっていました。

 

この年間計画の立て方には、いろんな作り方があるので、

わたしの方法が正解という訳ではないのですが、

どこに注目して、やるべきこと、やらないで良い事を決めるのか?

といった、判断基準をお伝えしようと思っています。

 

これは、その人の環境や状況、目標値によっても、プランが変わってきますね。

全ての講座について、様々な角度からチェックし、取捨選択する

まずわたしは、年商が543万円だったという点に注目します。

 

そうすると、翌年の目標値として、通常わたしがおススメしているのが、

前年比1.2倍、もしくは1.3倍です。

 

そうすると、1.3倍の場合は705万円になるので、この年が忙しかったことを考えると、

ちょっと時間的には厳しいイメージとなります。

1.2倍となると、650万円となりますので、目標としては悪くはない数字ですね。

 

ですが今回、ご本人が、

そこまでゴリゴリに教室業をがんばって、

プライベートの時間がいきなり無くなっても困るということでしたので、

では、来年は600万円超えを目指してみましょうか、という事になりました。

そうすると、月に50万円の売上が目標値となりますね。

データを見ると、後半に50万円超えの月がありますので、目標達成は難しくないと思います。

 

特に秋冬シーズンになると、クリスマスなど特別なイベント単発レッスンも増えてきますので、

平均的に50万円という数字は、このクライアントさんにとって、

やれないポテンシャルではない、という印象です。

 

その上で、ガツガツ動くと、体力も辛いといったお話もお聞きしましたので、

動いて稼ぐだけの講座ではないものに、シフトしたいという事で考えていきました。

 

そういった、効率的に稼ぐとなってくると、

高単価なものに注目する必要がでてきます。

 

たとえば、この表の中で年間128万円を稼いでいる部分ですね。

これは、中級価格の講座で、人数も集まっているので残す方が良いでしょう。

 

また、レッスンの人数についても、昨年と同じ160人は達成できそうかどうかを確認すると、

いけそうとのご返答でしたので、ではそこは、今年度と同じようにいきますか、

という事ですね。

 

6つのレッスンそれぞれ、種類が違うらしいのですが、

Aレッスンが組みやすいという事で、力をかけるなら、

Aレッスンを今年度の倍くらい行きましょうか?といった目標を設定していきます。

 

同じレッスンを繰り返す方が、材料も体も募集も楽だからですね。

 

ですが、今年度6人だったこの講座を、ご本人としてはさらに伸ばしたいとおっしゃっていたので、

6人の部分を3倍にする、といった目標も設定していきます。

これは、上に上がっていくという形の講座で、似ているという事ですので、

それなら強化していきましょう、となりました。

 

逆に、単価15,000円の講座で、14人が集まった内容はどうするのかという部分で、

これは潰しましょうかといった部分も、決めていきます。

 

 

Eレッスン、Fレッスンについても、ちょこちょこ入ってきているのですが、

手間がある程度かかってしまうという事なので、これも閉じていく方向ですね。

 

イベントレッスンの54万円のところは外部講師という形です。

これは、棚ぼた的なお仕事だったりしますので、入ってきたらやりましょうかという感じです。

 

イベントなど、頼まれ事をやっていたらこうなったという数字については、

コントロールできませんので、なりで入ってきたら、100万円以内を基準にやる。

忙し過ぎたら断る、という形です。

ここは、売り上げとしては見ないという事ですね。なぜなら、コントロールができないからです。

 

このような感じで、

お金が稼げそうで、原価率が低く、少ない時間でできて、

自分も楽しいものを中心に、という事でお話をしていくと、

大きな柱が3本になりました。

これらに来年は比重をかけるので、

ここに動画販売を入れるとなると、サイトを作ったり手間がかかってしまうので、

まずは収益率が高い仕事を優先する、という形です。

 

体がラクなものも、単価が高いもの、というクライアントさんの希望にも沿った、

目標が決まってくるという事ですね。

 

かといって、高単価の講座ばかりでミドルの講座がないのも問題ですし、

将来も来続けてくれる人も集めないといけないので、

ミドルの講座も残し、オンラインサロンもやっていく事になりました。

 

それらを組み立てるための仕事をやっていく、

という事で話も落ち着いたので、

3月までに、この講座を終わらせようなど、生徒さんを混乱させることなく、

しっかりと準備をしながら、講座を閉めていけますね。

同じ年商でも、中身が違えば未来も全く違います

今回のクライアントさんは、教室の先生としてはすごく稼げている方だとは思います。

ですが中身は、かなりゴリゴリに動かないといけない一年となっていました。

 

そのため、来年はもう少し計画的に、

これくらいにしたいから、こういう動きにするといった計画を立て、

収益性が良くて、体を動かす率が少ない仕事を中心に動いていきましょう、となりました。

一般的には、こんな感じで、

忙しいけど手元にあまり残らず、来年にさらなる売上アップを目指すとしても、

大変そうになってしまうイメージしかできない先生も多いと思います。

 

ですので、年間での売上や実績を可視化し、

少なくて稼働させることや、手間がかかるものは外していく方が良いですね。

 

ちょっとお小遣い稼ぎレベルでお金が入ってくる、という理由で、

収益性の低い講座を残さない、ということです。

 

そのお金を稼ぐために、裏で使っている時間を考えると、

ロスが多かったりするからです。

 

このバランスを取っていきながら考えるためには、

数字を記録しとかないといけません。

でないと、分からないのですね。

 

記録が残っていれば、一見すると、講座が埋まって良さそうに見えるけれど、

実はやる事がしんどい上に、後半にあまり人が入っていない、といった事がわかります。

 

そうすると、その講座は潰す方向で検討をしたり、

もっと伸ばしていくために必要な作業や時間を使っていくことができますね。

 

1年間の数字を見る時に、整理すべきは整理し、伸ばすところは伸ばす、

という方向性で整理をしていくと、

目標の年間売上600万円という事で、今年度からちょっとしか上がっていないように見えますが、

中身を綺麗に整理するので、手元に残るお金は増えていきます。

 

色々な講座を残している先生も多いのですが、

年に1回は取捨選択して、3月までに整理すれば、4月生の新入生には新しい状態にもできますね。

 

ですので、まず、そもそも人数や、どういう講座がどう動いているのかを把握していない方は、

それを可視化する必要があります。

そして、それを分析する必要もありますね。

 

そうすると、ものすごい手間で、時間も取られるという講座の場合は、潰すこともありますし、

コントロールできるもので数字を組んで、そうでないものは、棚ぼた式に積みあがるならよい、

といった計画も立てられます。

 

外部講師などは、キャパシティがあれば受ければ良いですし、

大変であれば、受けなくても、年間計画は狂わない、という形にできます。

 

タカハシタカコ的 教室業の先生の年間目標計画の作り方 まとめ

今回は、実例を見ながらだと分かりやすいかと思いましたので、

そのような形でお話させていただきました。

 

内容をまとめますと、

「タカハシタカコ的 教室業の先生の年間目標計画の作り方」

というのは、

 

ポイントその1として、分かりやすく内訳の数字を記録しておくことですね。

金額や人数も理解して書いて、可視化しておくという事です。

 

その2は、原価率、収益率ですね。

材料やその他の手間などがかかって、原価が50%や60%となると、儲けが40%などになります。

ですが原価が掛からないものは、同じ1万円の講座でも手元に多く残りますね。

 

たとえば、わたしのコンサルとしての1万円の講座と、

お料理教室の1万円の講座では、原価率が違います。

わたしの講座は特に今、オンラインが中心となっているので、原価率が違ってくるのですね。

そうすると、同じ1万円の売上でも、手元に残るお金も違ってきます。

 

ですので、同じ講座の中でも、

利益が高いものを中心に残していくのが良いでしょう。

時間も取られて、収益率も低く、疲弊するものは切っていくという事ですね。

 

ポイントその3は、これらの数字を全て出した上で、

翌年、何を優先するのかに合わせて、取捨選択していくという点です。

 

その取捨選択のバランスとポイントは、まず数字として把握しているかどうか。

そして、その講座はどうしたいのかという意志をハッキリさせることです。

 

これらが目標達成のために大切になりますので、

今回のお話を元に、ご自身の数値目標を見直してみていただければと思います。

 

ぜひご参考にしてみてください。

 

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