飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「写真にはその人の愛が写る?教室のWEBサイトに使う被写体との上手な向き合い方のコツ」
という内容にて、お話をしていきたいと思います。
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同じ被写体でも、個性によって全く違う写真になっていく
本日のテーマは、
「写真にはその人の愛が写る?教室のWEBサイトに使う被写体との上手な向き合い方のコツ」
ということで、お話をしてみたいと思います。
先日、私の開催しているサロンで、コンサル生さんを集めてフォトレッスンを開催しました。
フォトレッスンの講師には、コジマチカさん(私たちはちかちゃんと呼んでいます。w)という美人女性フォトグラファーさんに来ていただいたのですが、
私も主催者としてその場に参加し、カメラを構えてレッスンの様子を撮影したり、一緒にレッスンに参加して撮影ををしていたのですね。
そうすると、そこにスタイリングされた小物が用意されていたとしても、私が撮る写真は、構図やスタイリングなどをどう切り取るのか?という部分について、基本は私の感性によって左右される事になります。
教室をされている先生には、パンの先生など、いろんな先生がおられますが、
その先生方が、私と同じ被写体を撮ったとしても、その被写体をどう撮るかは、人によって、当然違ってきます。
たとえば、被写体として可愛いお菓子を撮る場合に、
余白などのバランスを考えて撮るのですが、それを真ん中にどんと置いて撮ったり、
寄って行ってアップで撮るなど、人によって着目点が変わってきます。
とある参加者さんは、私はそのアングルからは撮らないかな~、という低いアングルから撮っていました。
私であれば、文字を入れたりする余白を考えて撮るのですが、
(全体のバランスを重視するタイプなのです)
※こちらは実際に私が撮った構図です。↓
その方は、ほぼ真横から撮っていたのですね。
その方の画像はこちら↓(FB公開記事から拝借しました^^)
低めに撮るという事は、側面が映るのということになるのですが、
それについて、その先生に「どうしてそのアングルで撮るの?」と聞くと、
「横のフランボワーズが可愛かったので、それを撮りたかった」ということだったのです。
つまり、その先生はお菓子の先生でしたので、その方にとって
お菓子の可愛い所がどこかという着目点が”フランボワーズ”だったのです。
しかし同じ被写体でも、アンティークお商売をされている方は、
お皿やフォークがどうキレイに映るかを考えていたのもわかりました。(苦笑) ↓
スィーツだけではなくて、フォークも入ってますよね?
実は私もフォーク入りの写真も撮ったのですが、
自分の感覚で「すこ~しフォーク大きく見えるかな~」と思ってしまったことと、
このお皿の柄が綺麗でそれも一緒に撮りたいなと思ったので
やや俯瞰気味、そして、スィーツも断面のフランボワーズも見えつつも
トップのピックの部分に目が行くように撮ったのが私の写真です。
スィーツの”かわいい♪”感じが演出できるように、露出(明るさ)明るめ、
白っぽい雰囲気で撮ってみたのが上記の写真でした。
その時に改めて思ったのは、
自分が何にクローズアップして写真を撮るのかということは、
その人のそのモノへの愛が、そのまま映ってしまうということになる、(笑)という事です。
私の場合は、自分が気持ちいいと思う角度と構図で撮るのですが、
基本、あまり被写体に寄らず、引いた写真の方が好きなのですね。
ちょっとクールな感じが好き、というイメージです。(笑)
自分でスタイリングしても割とそういう写真が多めです。
建物とかも撮るのが好きなので以前に行ったフランスの
ルーブルもこんな角度から階段を撮ってみました。
なにげに「階段フェチ」なんです。(笑)
特にらせん階段とか大好物ですね。(笑)
写真には、そういったその人の個性と、被写体に対する愛が写りこむんだなぁというのを、改めて感じました。
今回のお話は、そんな「被写体に対して、どういう風に向き合ったらいいのか」といった部分や、
そのためのテクニックのお話を、させて頂きたいと思います。
ウェブサイトに載せる写真には、先生の個性が積みあがっていく
写真を撮る時に参考になる構図やスタイリングは、本もいっぱい出ていますし、
セオリーについてもいろいろなものがあります。
たとえば、縦位置でとるなら、対角線上に被写体を置く、といった事や、
4個ならS字に置くなど、いろいろありますね。
ただ、その基本の構図をどう切り取るのかというのは、その人によって違ってきます。
もし、被写体がとてもキレイにスタイリングされていて、被写体が「こう撮って!」と言っていたとしても、(笑)
人によっては、その意図と違うところで撮る場合もある、ということですね。
仮に青と赤のボックスが置いてあったとして、並べた人の意図が赤を撮って欲しいとしても、
青が好きな人は青に寄っていく、ということです。
これは、良いとか悪いではなく、個性が出てしまうという事なのです。
そして、教室の先生が、ウェブサイトのために写真を撮って行くというのを重ねていくと、
その人の個性で、写真が撮られて、積み重なっていく事になります。
先ほどのフォトレッスンのエピソードで、他にも、ティアラやビーズを扱う先生がおられたのですが、
その先生は、同じお菓子を真上からの俯瞰で撮っていました。
ですので、「お菓子の魅力を伝えるのであれば、フランポワーズも一緒に撮るために、角度を少し下げた方が良いよ」
といった、お菓子の良さを引き立てる角度について話したのですが、
そうすると「全く考えていませんでした!」と、お話されていました。(笑)
つまり、お菓子にあまり興味がないと、それをどう撮っていこうかという視点にならないのですね。(苦笑)
これも、とても面白いなと感じました。
構図を作る時というのは、作り手の意図もあるのですが、
自分で構図を作って自分で撮る時には、自分で見せたいように作っていけますね。
しかし、誰かが用意したスタイリングでも、結局は自分らしくなっていくのです。
そんな、あなたが撮る写真が、そのまま、あなたの教室に来るであろう生徒さんが好むような構図・写真であれば良いかなと思います。
たとえば、ラブリーでメルヘンな動物パンを撮る人と、
ハード系でアンダーでカッコいいパンを撮る人と、同じパンでも違いますよね。
※以前やっていたパン教室で使ったリュスティックの写真↑
そういった、教室の見せるべきカラーや、引き寄せるお客さんが、あなたの撮る写真によって違ってきますので、
その被写体が、どういう状態で見せていくのが良いのかを考えていくなら、
どういう写真なら、顧客層が引き付けられるかを考えて録った方が良いと思います。
タカハシタカコが、初めて撮った写真は…?
さて、個性がどう表れるのかは、その人がどう被写体に向き合っていくかによって変わってくる、ということですが、
私もこれまで、いろいろな写真のための本を買って、学んできました。
もちろん、それ以外にもリアルでさまざまな写真教室にかれこれ20年近く
月1回のペースは欠かさずに通っています。
写真のブラッシュアップもし続けているとうことです。
構図を作る時に、たとえば花だったら、大きな花が主役になりがちですが、
それをどう撮ったらその花の良さ伝わるのかを考えながら、撮っていく訳ですね。
ピントも、その花一点に合わせるのか、全体をパキッと見せるのかによっても、違ってきます。
ですので、もしふんわりした写真が好きな方であれば、そういう写真がその方のウェブサイトなどに並んでいく事になりますね。
ただ私は、基本はあまりふんわりした写真は撮らないタイプです。(^^)
というのも、私がカメラを買って最初に撮ったのは、建物なんですね。
フランク・ロイド・ライトの旧帝国ホテルなど、建物は整然としていて美しいなと思います。
細部まで彫刻のようにデザインされていている建物が好きで、よく撮ってました。
イタリアやフランスの中世の建物は、もの凄く手が込んでいますよね。
そういった海外の建物も含め、建築物が好きだった人なので、
その建築物の曲線や直線を、どう配置して撮るのかを考えて撮っていたのです。
例えばこちらのブログはフランスに行ったときの記事をまとめたものですが、
建物愛?(笑)が伝わるでしょうか?
—そういったシャープな雰囲気の写真が好きなので、
雑貨やパンを撮っても、シャープな感じになってしまうのです。
構図も、リズムでポンポンポンと配置するのが好きで、
キッチリとカチッとした感じで全体のバランスを見せていくのが得意かなと、自分で思います。
もちろん、それとは逆のタイプの方もいますね。
そして、そういった自分の写真がウェブサイトに積み重なっていくと、個性として外に理解されていくようになります。
つまり、私のパンの写真が好きな人は、パン以外のどの写真も好きになっていくというイメージです。
その人の写真が好きというのがきっかけで集客につながることもあります。
パン教室の時は、けっこう写真をキッカケに生徒さんになった方も多かったですね。
1枚の写真からお申し込みが入るということもよくありました。
あと、写真というのは、テーマに沿って撮って行く必要もあります。
オシャレな天然酵母パンの場合、大人エレガントといったような雰囲気で配置して、写真を撮ったりもしていました。
これは、パンだからというだけではなく、雑貨やお菓子でも、
「あ、素敵だな」と思ってもらえるように撮っていく事で、ある日、その写真を見て好きになった人が、お客さんとして目の前に現われる事になるのです。
自分らしい写真を撮るための、具体的なテクニック
基本的なカメラの操作としては、まず絞り、これはピントの範囲ですね。
そして、露出補正。これは、明るさの事ですね。
たとえばダークなカッコいいパンは、暗めに撮って行く方が良いです。
ハード系のパンは、影を付けるくらいで撮らないと、明るく取ってしまうと魅力が表現できなくなるのですね。
私の場合、メロンパンとか、可愛い系を撮るのは、ちょっと苦手だったりします。
※こちらは頑張って撮った方です(笑)↑
菓子パンも撮るのですが、やっぱり、技巧的な美しいパンを撮る方が得意で、
単なるアンパン、クリームパン、メロンパンといったパンは、逆に撮りにくいな~と感じます。
ハロウィン用のデザインにしたのは撮ったことがあるのですが、可愛いパンを撮るのは苦手ですね…。(笑)
こちらは長岡の花火をイメージしてデザインしたものです。↓
長岡の花火は色が鮮やかで奇麗なのです。花火に感動したときに現地でアテンドしてくださった方にプレゼントしました。
次に、鮮やかさ。トーンですね。
ペールトーンやストロングと呼ばれる色彩の強調についても、カメラでコントロールできます。
あるいは、撮った後に加工ソフトでいろいろと編集することもできますね。
こういった「表現」というのは、追いかけていくとどこまでにいけるので、
ご本人がきちんと写真を覚えて、自分で撮りながら追いかけていくのが、一番良いのではないかなと思います。
そうすることで、「自分の写真」という特徴が出てくるようになるでしょう。
自分らしい写真、という部分について、
たとえば私が、「そういう感じの写真が好きなのね」というAさんがいたとして、
そのAさんのウェブサイトの写真をザーッとみて、
ピクチャーコントロールなどなど、カメラの操作や設定が分析できると、その人風に写真wの撮ることも、、、
実は、、、できたりもします。(笑)
とはいっても、超カワイイのとかは難しいのですが、
ウェブサイトをザーッとみて、こういうのが好きなんだというのが分かると、
それをコントロールして、撮ることもできるということですね。
以前に実際「これは●●さん風」ということで写真を撮って、本人にお見せして、
「あ、撮りそう!」といった話になった事もありました。
こういった、その人の特徴を捉えるという事は、写真を読むということになるのですが、
その人の重ねてきた写真を見ていくと、その人自身が見えてくるのです。
ちなみに今回のフォトレッスンの被写体はこんな感じに撮りました
こちらも石鹸に寄って撮っていた方もいらっしゃいましたね。
そしてひまわり。
こちらは引き絵と寄り絵で撮ってみました。
こんな風に被写体は一つでもいろいろな雰囲気に撮り分けることができるんですね。
写真にはその人の愛が写る? まとめ
私は、プライベートだったりすると、カッコいい建物や、モダンな建物、
あるいは、中世ヨーロッパの建物を撮るのも、基本的に好きですね。
他にも、変わった色の湖など、自然風景なども好きです。
普段、パンやお菓子など小さいものを撮っているからかもしれません(笑)
こんな感じに。https://c-libra.jp/7667.html
また、光り物が好きなので、イルミネーションと花火を撮るのも好きです。
花火はめちゃくちゃ難しいのですが、目で見ているものとは全く違いますので、面白いなと思います。
写真を撮る、というのはとても奥が深いですし、一生勉強だなと思いますね。
私は写真を始めて20年くらいになりますが、いまだに勉強をしていますし、
面白い事に、その当時に出てくる写真の本もあるのですが、写真には時代によってトレンドがあって、それが写真にもよく出ますね。
時代に関係なく、その人の個性が写真には出ますので、
自分の個性や特徴を知ることで、それに引き寄せられるファンを集め続けるという事もできます。
まずは、自分がどういう写真を好きなのかを理解する、という事が大切です。
そして、見てくれる生徒さんが、どういう写真を期待しているのか?ですね。
それを積み重ねていくと、個性がそのまま集客力に貢献する、という写真の使い方ができますので、
自分の撮り方がバラバラだなと思う方は、自分の好きな撮り方って何かなと振り返ってみるのも良いと思います。
私の場合は、先ほどもご紹介させていただきましたように、シャープでカッコいい写真や、
水や光といったものも好きなのですが、仕事では、それをパンやお菓子でも表現していく形になりますね。
それがまた個性になり、それを習いたいという事で生徒さんを集める事にも繋がっていきますので、
ぜひご参考いただければと思います。
今回の記事を、動画でご覧になりたい方はコチラ
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
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