こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「違和感を感じる目が本当のプロの仕事。人の見ていない所でどれだけ誠実に動けるかが鍵」
という内容にて、お話をしていきたいと思います。
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
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教室の先生の魅力・・・とは?
本日のテーマは、
「違和感を感じる目が本当のプロの仕事。人の見ていない所でどれだけ誠実に動けるかが鍵」
ということで、お話をしてみたいと思います。
たとえば、教室にしてもサービスにしても、
人からお金を頂いてサービスを提供するというのは、その道のプロの人が多いわけですよね。
サービスを提供して、対価をいただくという間柄には、「プロとして提供するもの」が、入ってきているということです。
では、そんなプロとして提供するものに含まれる「プロの仕事」というのは、一体何なのかというと、
その答えは、【違和感】ではないかと思うのです。
本来はこうあるべき、というプロとのして仕上がりというのがありますよね。
そんな「もっとこうできる」「こうであるべきだ」というクオリティを保てるかという部分で、
一流の人は、人が見ていても、見てなくても、それができるのですね。
この辺りが、先生の魅力として関わってくるのかなと感じます。
今日はそんな「プロとして感じる違和感」について、お伝えをしてみたいと思います。
神は細部に宿る
まず「違和感」という部分についてなのですが、
おそらく、一番分かりやすいのが、音楽とかをやっている方ですね。
音楽をやっている方は耳がすごく良いですので、半音が狂ったら、それが分かるのは当然ですし、
ちょっと音程がずれたり、あるいはリズムがほんの少しズレたりすると、気持ち悪いと感じると思います。
これも、「違和感がわかる」ということになります。
それに気づいて、どう修正していくかで、一定のクオリティを出していく訳ですね。
他にも、私は以前に建築業界にもいましたので、大工さんとも交流もありました。
たとえば引いたラインの通りに正確に切らないと、角が合わないといった事になります。
今は精密にカットできる機械がありますが、手仕事でやっていた時は、いわゆる神業という特殊技能があって、
それがキッチリできるかどうかが、プロの仕事ということだったのですね。
”神は細部に宿る”と言いますが、
これはあらゆる仕事のシーンにおいて、いえることではないかと思います。
お客様に提供するサービスについて、一定のクオリティを保つことを考えると、
「違和感を見抜ける」というのは、やはりプロの仕事なのかなと思うのですね。
先ほどは、分かりやすくするために、音楽や大工さんを例にしましたが、
お料理についても、微妙な配合によって味が変わったりしますので、
感覚が研ぎ澄まされていないといけません。
私がパン教室をやっていたころは、味を先に頭で想像して、
ベーカーズパーセントを使って、実際にレシピを組み立てていました。
塩が少ししょっぱいと感じたら、コンマ数%で調整し、直していくのですね。
ですので、私のレシピ作りは、”味を先に想像して”、パーセントや水分量を決める、
といった事をやっていたのです。
ということは、出来上がったパンは想像した味と一緒かどうかが
ポイントになり、これがだんだん狂いが少なくなると
「レシピを見ただけでおおよその味が想像できるように」なります。
これはすごく便利なことでした。
試作の回数が少なくて済みますし、他の方のレシピを見ても
その方がどういう味が好みなのかがわかります。
私の場合には、もともとが凝り性ですので、パンに限った話ではありません。(笑)
長年やっている写真についても同じです。
私は自分で写真を暗室で焼いていた人で、「何秒くらい焼いて、印画紙に絵が出てきて、ここで止めるという停止液につけて…」
みたいなこともやっていたのですが、(苦笑)
自分の手作業の感覚や、その日の温度によって、秒数1秒で色が変わったりというのを知っていました。
私はお菓子は作りませんが、お菓子の世界にも、温度など細かいルールがあったと思います。
そういうのが、プロの世界になってくるわけですよね。
ウェブサイトを作るにしても、「この1本の線を入れるかどうかで、デザインの印象が変わる」というイメージがあるので、
細部にこだわるというのは、クオリティを作っていく要因でもあるのですね。
淡々とできるかどうかが、プロの領域
これらの事を、淡々とできるという人と、他人が見ていないとできない人とがいるのですが、
人が見ていなくても、喜ぶお客様のために、常に同じ状態を保ち続けられるかというのは、
プロの領域、プライドということになってきます。
ですので、この部分での妥協というのは、ないのですね。
私自身も、普段からそういうことを、気を付けて見ています。
観念的なものなのですが、たとえば写真の組み立てで、スタイリングと言われる領域があるのですが、
空間に対して、「気持ち良いか、気持ち悪いか」といった感覚で、組みなおしていったりします。
また、ファインダーを覗くと世界が変わるので、それで確認して現物を1cmくらいズラすなど、ザラで。
「気持ちが良いか、気持ちが良くないか」というのが、自分の世界観が、プロの仕事だったりしますし、
「こうであったら良いよね」という観念的なものも、プロとしての仕事の一つだと感じます。
ウェブデザインもそうですし、文章もそうですね。
文章のリズム感が良いかどうかといった部分や、
気持ちが良いか、気持ちが良くないか、というのを、気づけるかどうか?ですね。
プロの仕事というのは、そういった「妥協がない」ということが大切だと、強く感じます。
それがその人のクオリティを作っていくことになるので、
結果的には、それが信頼構築にも繋がっていくことになるのですね。
その人の積み上げた世界観に共感するから、信頼を得ていく事ができるのです。
そういった、自分自身のことを自分で理解していない、というのは、振り返ってみるべきポイントだと感じます。
本人以上に、お客様は見ていますし、教室の生徒さんも、そういった部分を感じるのですね。
たとえば「先生らしい」という言葉を、生徒さんは良く使ったりしますが、
そういった「らしさ」というのは、他でもないクオリティのことでもあります。
もちろん、良い意味で裏切ったりするのは良いのですが、
みなさんがある程度、期待する「らしさ」とは、その人の作ってきたクオリティなのですね。
ですので、「まぁ、いいか」という妥協を、いくらなくせるかという事。
そして、違和感を感じることと、それを修正できるかどうか?といった部分が、
1年後、3年後、5年後、積み上げていった結果として、大きな差になるのだろうなということを感じたりしています。
違和感を感じる目が本当のプロの仕事、まとめ
私は、誠実に自分の仕事に向き合い、一定のクオリティを保っていくことが、
結果として自分のブランドになると思っています。
シャネルなどのラグジュアリーブランドは、向かうべき方向性においてブランディングを統一していくのですが、
個人にブランドがあるのか?という話になると、
「自分が思う違和感をなくして、一定のクオリティを保つ」というのが、ブランドになるのではないと思います。
そして、それがイコール、生徒さんからの信頼につながるとも、感じていたりします。
ですので、まず違和感を感じる目を持つことと、
それをさらに、人が見ていないところで誠実に行っていけるかが、
これからの教室運営で、未来の生徒さんから見られる部分ではないかなと思います。
ですので、自分の中のプロ意識は、どこの領域でそれが発揮されるのかという事も、考えてみていただくと良いのかなと思います。
ぜひご参考にしてみてください。
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