こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「”やりたい事だけやっているとうまく行く”という言葉の誤解と真実」
という内容にて、お話をしていきたいと思います。
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
LINE公式アカウント
ご質問もお気軽に 1:1トークで高橋貴子と直接対話
”やりたい事だけやっているとうまく行く”という言葉の誤解と真実
本日のテーマは、
「”やりたい事だけやっているとうまく行く”という言葉の誤解と真実」
ということで、お話をしてみたいと思います。
この「やりたい事だけやっているとうまく行く」というのは、よく聞く話ですし、
私自身も普段から折に触れてお伝えしています。
特に自営業されている方など、自分で興した仕事は、自分のやりたい事をしたらいいし、
好きな事だけをしていると、数字も自然と伸びてくるものです。
ですので、私は、その言葉自体は推奨しています。
ですが、この言葉を誤解して聞いてしまう人がいるのですね。
分かっている人からすれば当然のことではあるのですが、
「これを付け加えないと誤解するよね」という部分がありますので、今回はその内容をお伝えしていきたいと思います。
やりたい事の実現と、そのための努力は、いつもセットになっている
「やりたい事や好きな事で食べていく」といった意味合いの言葉がありますが、それはやったら良いと思います。
好きな事というのは、得意な事と言い換えられるかもしれませんね。
なぜなら、実はやりたい事を事業として成立させるには、ただ単に、ああやりたいなぁという生ぬるい雰囲気で、(苦笑)
自分の好きな温度感や速度でやっていても、上手くいかないからです。
やりたい事を叶えるためには、「定量・定数をやりきる」といったマーケティングの言葉がありますが、
ある程度の告知や宣伝を、外向きに発信していくという事をやらないと、
なかなか生徒さんは教室に来ないですよね。
もちろん、こういった告知や宣伝は、少ないより、多い方がいいです。
特に起業したての頃は、誰もあなたの事を知らない状態ですね。
そんな状態で「教室を立ち上げました」と言っても、誰も反応しません。
ですので私は普段から、「起業した当初は、ある程度の活動量が必要」ということをお話しています。
たとえば、Youtubeに動画を1000本投稿したり、インスタグラムでフォロワーを1000人集めるなど、1000という数字を目標に設定することが多いのですが、
これは、誰にとっても、そこそこ厳しい数字です。
この「1000」という数字は、もし自分が会社員だったとして、上からそれをやれと言われればやっていたかもしれませんが、
自分で考えてどうにかしようとは、なかなか考えないくらい厳しい数字なのですね。
ですので、努力という観点からすると苦しいと感じる人が多いと思います。
過程を楽しめるかどうか?を考えてみましょう
こういった努力の部分について、
自分ではやりたい事ではない(=苦手なこと)に対する定量の努力は、やりたくないのでやらない、
ということでは、やはり事業は上手くいかないのです。
ホームページやデザインは好きだから、時間をかけよう、
写真は好きだから、これだけやっていようと
好きなことだけをやっていても、売れないという事ですね。
好きな事だけをやるというのは、その実現のために、やらないといけない事も含まれて来る訳です。
やりたい事をするために必要となってくる努力は、大変だからやりたくない。
これは成り立つのかというと、やはりここは誤解の部分なのです。
中には、本当にやりたい事や、好きな事だけやってて上手くいくような天才もいますが、
上手くいっている人の多くは、過程に必要となる努力をされています。
そういった、努力の部分もひっくるめて考えた時、「これは登竜門だな」と言うか、
仕方ないことだとライトに捉えることができたり、
子どもがゲームに没頭するように、楽しめるのであれば、実現したい未来のための努力、過程として、
それも全部を含めてゴールに向かっていく事ができるようになります。
物凄く好きなもののために進んでいくなら、途中の努力の部分も、楽しめると思うのですね。
やりたい事をやりたいというのは、ゴールだけをやりたいという事ではありません。
たとえば、スーパーマリオといったファミコンのゲームがありますが、
ゲームの途中には、落とし穴があったり、毒キノコを食べちゃったりといった事もある訳です。(笑)
その過程も一緒に楽しめるように考えましょう、ということですね。
好きではない基礎練習も、好きな曲の演奏のため
私は、今年の1月から音楽を始めています。サックスですね。
約1年ぐらいになります。
<こちらは12月のクリスマスパーティでの演奏風景>
サックスを上手に演奏できるようになるためには、音階の基礎練習などがあるのですが、
その練習自身は、実はそんなに面白くないのです。(笑)
なぜなら曲になっていないからですね。
私は、曲を吹くのが楽しいので、曲だけをずっとやってたい気持ちがあるのですが、
聞いてもらえる人に喜んでもらいたいという気持ちから、
ちゃんと曲を仕上げたいという想いがあるのです。
曲の音源を聴きながら、それに合わせてこう吹きたい、という理想像があるのですね。
でも、最初は手が動かないのです。
<こちらはかなりいい感じに吹けている本番ライブの風景>
やりたい事をやりたい、素敵な曲に仕上げたいとなると、
「手が動かない」といった、できていないの部分があるのがイヤなのですね。(苦笑)
そうすると、スケールの練習や、音のコントロールの練習をやろう、という事になります。
できていない部分や、難易度の高いテクニックは、いきなり曲の中には入れられないからです。
そういった好きではない基礎練習も、過程に必要な努力だという事です。
素敵に演奏するためには必要な事だから、楽しんでやるのですね。
教室事業も、生徒さんが来て、いつでもワイワイしている教室をするなら、
その過程には、努力が必要なこともあります。
だから、ゴールは好きな事の方が良いのです。
そもそも目指すゴールが嫌なのだとしたら、過程も嫌になってしまいますよね。
「好きな事だけをやっていたら良い」というのは、努力なしということではなく、
本来は嫌からもしれないことも苦にならないかもしれない。
嫌なんだけど苦にならない。
そういった意味なのです。
やりたい事のために、必要な調整や、クリアすべき課題がある
私は、やりたい事だけをやっていますが、そのための努力は当然あります。
私にとっても、苦手なこともあります。
ですが、たとえばお金が稼げるようになれば、自分が苦手なことを、得意な人に任せることもできるようになりますよね。
そうすると、私はお金を稼ぐ方が得意なので、それをやっていけば良い、という事になってきます。
単調な事務作業は苦手、、というか嫌いです。(笑)
だから、それを得意な人におまかせするべく、営業系で稼ぐようにしてお願いするようにしています。
それに私は、行きたいところに行って、会いたい人に会うということも、自分自身の中で決めています。
日本全国はもちろんですし、時には世界もです。
そうすると、仕事などのスケジュールについて、どこかに時間にしわ寄せがくるので、
家で動かない時に時間を圧縮して仕事をすることもあります。
それ自体は多少の辛さがありますが、やりたい事のためにセットとなる部分なのです。
それに、出張などい5日くらい動いていて、毎回ホテルが違うとなると、少し心身に疲れがくることもあります。
私は特に、枕が違っても寝れるタイプの人なのですが、動画の処理など、デスクトップなどで快適に作業できないのは
プチストレスだったりします。
ですので、必要な努力と捉え、時間の振り分けをしっかりと考えてやっているのですね。
”やりたい事だけやっているとうまく行く”という言葉の誤解と真実 まとめ
やりたい事だけやっていたら上手くいく、という言葉の真実というのは、
セットとして付いてくる努力が、苦に感じないという事なのですね。
それを、言葉尻だけとらえて、本当に何もしない人もいたりするのですが、
本来は「好きな事だけができる未来が見えているので、過程の努力が苦にならない」ということなのです。
やりたい事だけやっていたら上手くいくというのは、
セットとなる努力が苦にならない。
これが真実ですので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
今回の記事を、動画でご覧になりたい方はコチラ
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
LINE公式アカウント
ご質問もお気軽に 1:1トークで高橋貴子と直接対話