こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「教室の先生が対面でレッスンが出来ない場合の、オンラインレッスンの進め方」
という内容にて、お話をしていきたいと思います。
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
LINE公式アカウント
ご質問もお気軽に 1:1トークで高橋貴子と直接対話
教室の先生が対面でレッスンが出来ない場合の、オンラインレッスンの進め方
本日のテーマは、
「教室の先生が対面でレッスンが出来ない場合の、オンラインレッスンの進め方」
ということで、お話をしてみたいと思います。
対面のレッスンというのは、外部の環境によって、「できる時とできない時」が出てくるケースがあります。
たとえば、地震などの災害や、最近で言えば、コロナウィルスですね。
そうすると、自宅待機をせざるを得ません。
先生も生徒さんも出ていけない状況になるからです。
もちろん、対面のレッスンができない場合でも、
家で過ごす時間が増えてしまって、不安な気持ちであったり、メンタルを支えるといった部分で、
逆にエンターテイメントを求める人もいるかとは思います。
先生業の人達が、こんな時に、どういう使命を持っているかと考えてみると、
通常の教室のレッスンは、「楽しい事を求める人のために」やっていると思うのです。
だとすると、有事の時、例えば自然災害など含めた社会環境のなかでも
楽しさを伝えるのも使命だと思っています。
そして、会わないと楽しさを伝えることが出来ない、というハードルを越えるのが
今回、お話をさせて頂く、「オンラインレッスン」です。
私は、オンラインがまだ世の中に知られていない、9年くらい前の時点で、
当時は、オンラインチャットは、スカイプしかない状況の中、
それでパンをオンラインで教えることを、試しにやっていました。
その経緯があるので、オンラインレッスンをするのに必要なスキルがわかっていたのです。
動画ができる知識や、それをハンドリングする知識、
それを上手に扱っていく知識、技能というのは、
常にその後に来る時代を見て、覚えるようにしていました。
当時のパンの先生で、オンライン、スカイプなどで教えてみようなどと
かんがえる人はほとんど、居なかったように思います。
そして、それは、コンサルタント業を初めてからも、変わらず続けていました。
その時から意識していたのが、
オンラインと会員制ビジネスの構築です。
私のコンサルは、基本はオンラインでセッションですし、
オンラインでセミナーをやる、動画を作って販売する、
会員制ビジネスをやる、という事も、やってきています。
上記システムの構築を4年かけて作っていたので、
コロナショックの3月・4月もほぼ売り上げが変わらず推移していますし、
さらに未来に向かっての新しいスキルを身に着けるべく動いています。
今回のお話は、その中でも特に、オンラインレッスンについて、お届けをしていきます。
もちろん、「いきなりオンラインレッスンを作れと言われても、どうしたら良いの?」
という方のために、作る注意点などを、順番にお伝えいたします。
とはいっても、細かい話をし始めると、
すぐに1~2時間が経ってしまいますので、
まずは初級編ということで、
特にこういう部分が大事だという事を、まとめてみました。
オンラインレッスンの形態と、それぞれのメリット、デメリット
オンラインレッスンをどうやるのか、という観点からすると、
まず大きく分けて2つの形態があります。
リアル開催と、録画視聴の2つです。
それぞれにメリット、デメリットがあるのですが、
そちらをお伝えしていきたいと思います。
まず、リアル開催のメリットは、時間と場所です。
リアル開催の場合、時間は縛られるのですが、移動の時間は無い状態ですね。
私のクライアントさんも、すでに色々と開催してくださってますが、
レッスンが10時スタート、11時スタートとなると、
自分自身がオンラインの中に入るのは、ピッタリ時間でも良い訳です。
その間、家で準備もできますね。
移動時間など、時間の縛りがかなり減るので、効率的にも良いです。
まぁ、少しだけ変なことを言えば、家の片付けも完璧じゃなくても良い(苦笑)
という利点もあります。
もう一つは、場所です。
全国規模で開くことができるので、商圏が広がりますね。
通常、教室業と言えば地元密着ですが、オンラインは全国区になります。
魅力的な講座であれば、全国から人が集まり、むしろ売上が上がる状況となるでしょう。
私がかつてやっていたパン教室では、
南は九州から北は北海道まで、
新幹線や飛行機を使って生徒様が習いに来てくださっていた方もおられましたが、
そいういった交通費がかからないので、生徒さんはさらに集まりやすくなりますね。
デメリットは、環境です。
これは、私も実際にやっていて、
一番苦労したことかもしれないのですが、通信環境です。
スカイプは、通信の状態が重たいシステムだったのですね。
つまり、パンを教えている最中に、生徒さんが画面から消えることがあったのです。(苦笑)
要は、通信環境が悪くて、切れてしまう、だから画面から突然いなくなる。。
これは、教え始めて分かった事の一つです。
例えば、ウェブ通信の環境について、
私の場合はできるだけ、料金も上げてでも、
高速の大容量で通信できる状態を使うタイプの人なのですが、
9年ほど前というのは、一般の方は、そんな事をさほど気にしない時代だったのです。
ですので、パソコンのスペックが低かったり、通信の環境によっては、
生徒さんが画面から突然 消えることがあったのですね。(笑)
コミュニケーションという部分に関しても、
例えば、パンであれば、対面の場合には、実際に成形していく手順を見せていきます。
しかし、オンラインの場合、生徒さんにも同じように、生地の丸め直しを
生地を張らせるように張らせるようにと、
カメラを寄せて近くで見れるようにするのですが、
場合によっては、上手く伝わらないという、もどかしさがあります。
ですので、オンラインの場合には、
・先生のコミュニケーションスキルと、
・教える能力のスキルが、対面よりもさらに求められるでしょう。
まとめると、環境と、意志の疎通ですね。
この辺りが非常に難しくなるのが、オンラインレッスン上でのデメリットです。
録画視聴の、メリットとデメリット
もう一つの手法として、録画視聴があります。
このタイプの有名なサービスはUdemyですね
一般の先生には、このクオリティをすぐに作るのは難しいと思いますが、
通信講座の基本の作り方として参考になる部分も多いと思います。
ですので、先生がまずご自身でやる場合には、
しっかり台本なども整えて準備して、撮った動画を売っていくというやり方です。
但し、場合によっては、フォローアップも必要です。
これは、自作レベルであっても、安くで売るならそれでも売れるかもしれません。
例えば500円とか?1000円とか?
仮にセット販売で、5千円や1万円にしても、100人に売れたら100万円になりますよね。
ただ、しっかりしたものを作りたいとなると、やっぱりプロの手を入れて、テロップも入れて、
システムも入れて、受注できるようにする、といった形にする必要がありますが、
そうすると、50万円くらいの初期費用がかかります。
さらに、あまりこれをチカラを入れ過ぎると、時間がかかって、立ち上がりが遅くなるのですね。
しかも売れるかどうかわからない商品であれば、ほぼ博打に近い。。(苦笑)
私も最初作ったオンライン講座は、4ヶ月ぐらいかかって作っていきました。
コチラの講座です。
それなりに構築は大変でしたね。。。
もう一点、見落としがちなデメリットとして、通信講座生のモチベーションを保たせる必要があることです。
これが、けっこう大変かなと感じます。
ですので、一緒にフォローするために、会員制を構築した方が良いというのが現在の実感です。
私自身は、わりと意志が強い方だと思うのですが、
これまでに購入したオンライン講座で、最後までたどりつけなかったものもあります。(苦笑)
下手すると、3本くらいで止まってしまったこともあるのですね。
そこから考えると、売り切りで、分かりやすくて、
低単価で、スパンと終わる講座の方が、
次も次もと、買ってくれる可能性があるかもしえません。
その辺りが、悩ましい部分です。
これら、二つの形態があるとしたら、
まず手っ取り早いのが、リアル開催ですね。
ただ、このリアル開催は、手っ取り早いとは言っても、ややハードルが高いです。
その理由は次にお伝えするスキルの点が、ネックになるからです。
オンラインレッスンの開催に、必要なスキルとは?
それでは次に、必要なスキルについてお伝えしたいと思います。
これは案外、できない人にとっては、ハードルが高いかもしれません。
普段から、パソコンやスマホを割と触っていて、
ウェブが嫌いじゃない人は、すぐに開催できるかと思います。
私のコンサル会員さんが、割とすぐオンラインレッスンができている理由として、
私のコンサル生さんは、通常、動画を扱うのが必須だから、というのがあります。
動画は、もう2~3年以上前からみなさんに作成するようにお願いしているので、
すでに動画に慣れてもらっている方もとても多いのですね。
そうすると、オンラインレッスンも始めやすいです。
でも、動画も環境も整っていない方にとっては、ハードルが高いかと思います。
まず必要なスキルは、ウェブスキルです。
ウェブスキルというのは、
オンラインレッスンを開催する、チャットシステムの環境を整えるといった内容です。
それを、理解して使っていくというスキルが必要です。
ですので、正直言って、ウェブが苦手過ぎる人は、相当、辛いです。(苦笑)
どうにか教わって、見よう真似できるの方であれば、なんとかできるかなと思います。
同時に、スマホやタブレットも、持っていて扱える方が良いですね。
リアル開催をオンラインをやる時に、
視聴者側は、パソコンからしかアクセスしない訳ではありません。
スマホで見る方も多いです。
ですので、講師側のスキルとしては、教える以外に、
オンラインシステムを動かす開催者としてのスキルもいるのです。
相手の人が、どんな環境かを分からないと、
レッスンを受講する環境のアドバイスができませんので
パソコン・スマホなどのウェブスキルは必須となります。
ウェブカメラも、もともとのPCについている内蔵タイプ、外付けもありますが、
お料理など、分かりやすいレッスンを開催するとなると、
解像度の高い物の方が良いですね。
見た目の画質が悪いと、見ている側がストレスを感じるからです。
私は、最後に買ったのが9千円くらいのカメラです。
じつはこれまでに、5回くらい買い換えているのですが、画質が悪いと
レッスンのストレスがかかるので、
ちゃんと見栄えのいい、見やすいウェブカメラが必要かなと思います。
後は、マイクですね。
本当はマイクも、そこそこちゃんと声を拾ってくれる、外付けタイプが良いです。
もしくはヘッドフォンマイクのタイプ。
先生の声が聞こえにくいのは、ストレスですよね。
また、参加人数が増えると、
最低でも講師のウェブ環境も、考える必要が出てきます。
私の場合、一番早く、アップロード・ダウンロードできるWEB通信の契約をしています。
ビジネスプランもあるのですが、
マンションには入れられないという事で、それは断念していますが、
もし事務所用の場所を借りたら、それを入れるつもりです。
そういった、皆さんの通信環境に耐えられる状況を整えたり、
ウェブのスキルが、案外、必要になるのですが、
この辺が上手にできないと、参加者の不満足を招くことになるでしょう。
先ほどもご紹介をしました、
デメリットの一つでもある、コミュニケーション能力を持ちつつ、
こういったウェブ関係のスキルも必要になるのです。
大変だと感じるかもしれませんが、
これに対してどういう考え方をしたら良いのかと言うと、
ビジネスの売上がゼロになるより良いですよね、という考え方になります。
先に取り組んだ人が、次々に有利になっていく
今回のお話で、特にお伝えをしたいのは、
もし対面ができない社会環境になったら、どうしますか?ということなのですね。
人間の進化、生物の進化は全てそうなのですが、
環境に合わせて、柔軟に対応できる人が、生き残ります。
その際に、生き残りたかったら、必要なスキルを身に付けたらいいし、
逆に、「やらない、やれない」という選択肢を持っている人は、それでも全然良いんですね。
それだけの資金の余裕と時間の余裕があるからです。
でもそれで、後日、教室が廃業になるケースもあります。
なぜ私が、声を大にしてこのお話をするのかと言うと、
過去にこんな経験をしているからなのです。
私がコンサルタントになると決めた、2009年や2010年のことです。
当時、色んなことがありました。
2008年のリーマンショックや、2011年の東日本大震災3.11などです。
そういった外部の環境によって、いつも大きく揺れて、廃業していくタイプの先生というのは、
時代の変化に合わせた変化ができなかった先生だったのです。
最初にそういった大きく淘汰されたきかっけというのは、
ウェブ環境、インターネット環境だったと思います。
それまでずっと、口コミばかりで集客してきた人は、次々に廃業していきました。
ですが、その時にウェブの知識を何とか身に付けた人は、それで救われているのです。
それと同じような印象を受ける、第二次の波が、今の2020年の流れです。
つまり、オンラインを身に付けないと、廃業していくのではないかと思っているのですね。
その先生のスキルがどれだけ素晴らしくても、
対面しか無理な場合で、それを習うことができない、という事であれば、
それは結局、ゼロになります。
こういった部分が、あの時の雰囲気と、すごく似ていると感じるのですね。
私は、そういった素晴らしいスキルがあって、生徒さんに喜ばれてきた先生でも、
時代の変化によって、そこに教室があると知られなくなってしまったために、
廃業していく先生を、たくさん見てきました。
そして、それがコンサルタントになろうと思ったキッカケでもあります。
まずは自分で教室を作って回し、その経験をベースにコンサルタントになりました。
その経験からも、オンラインで回すスキルがないと、今後は生き残っていけないと断言できます。
苦手と言っている余裕…本当に、ありますか?
今回の場合については、「苦手」というのは、言っている場合ではないと感じます。
ダメな時はダメなんです。
アナログばかりの集客で、ウェブを学ばなかったことで、廃業になった教室が、過去に多くありました。
先生業だけの収入ではダメということで、派遣やパートをやっている、という先生も見てきました。
本当は教室業1本でやっていきたいのに、それができない。
その原因は、ウェブをキチンと扱っていなかったからです。
ですので、自分が叶えたい思いと夢、届けたいスキルがあるなら、
「苦手は克服しませんか?」というのが、私の伝えたいメッセージなのです。
苦手の克服は、重たいです。
ですが、どこかで身に付けなくてはいけないなら、今だと思います。
どこかでクリアしないと、また苦しむことになってしまいます。
私の場合、問答無用の追い詰められた時期に覚えるのがイヤなので、
4~5年前から、早めに時代の先を読んで、いつも手を付けてやっている状態です。
そうすると、マニュアルもシステムもない中で、無理やりやろうとするので、割と大変なのですが、
今なら、システムもマニュアルもありますので、自分次第ですよね。
それに、早くその流れに乗っておかないと、
みんなが当たり前に、普通にそれらを扱うようになってからスタートすると、
追いつくのが、まず大変になるのです。
私のクライアントさんの、教室の先生方には、3~4年前から動画を勧めていますが、
実際に早くからやられた先生は、3パーセントくらいでしょうか。
そういった、早くからやっていた先生は、今、すごく有利な状況になっています。
ですが、今は動画はクオリティもすごく上がっていて、
チョットした動画では、見つけてもらえない時代になっています。
Instagramも同じです。
最初は、ちょっと綺麗な写真をアップすれば、人が集まりましたが、
今は綺麗な写真がいっぱいで、少し綺麗な写真をアップしたくらいでは、人が集まらない状況になっています。
カメラの性能やスマホの性能、知識、腕が、全体的にあがると、ちょっとした写真だと目立たなくなるのです。
クオリティの低い動画だと、壊滅的に集客ができない状況になっているのですね。
ブログも同じです。
ちょっと文章を書いた程度では、誰も見てくれないのですね。
そうすると、「教室業って、そんなに大変なの?」と思われるかもしれませんが、
これは、時代が変わったからです。
具体的には、需要と供給の関係が昔とは劇的に変わっているのですね。
昔は、少し言葉が良くないかもしれませんが、
あまり大したことをやっていないとしても、そこに教室があるだけで、通う意味がありました。
ですが今は、教室がすごく増えています。
ですので、
先生のスキルがすごく高くて、集客の知識がない人と、
スキルは普通でも、集客のスキルがある先生だと、こちらの先生の方が、集まってしまう事になるのです。
その環境に応じたスキルを身に付けるというのは、
特に今の2020年で言えば、オンラインの知識です。
これは、スタートが遅ければ遅いほど、大変になっていきます。
ライバルが増えた状態になると、
そこを抜かさないと、見つけてもらえない状況となるからです。
今ちょうど、みなさんが、同じようなスタートラインに、
同じように立っている状況かと思います。
その時に、躊躇せずにパッとスタートを切れるか?
それとも、尻込みをしてしまうか。
この違いが、3年後くらいに、すごく大きく出てくるのではないかと感じています。
教室の先生が対面でレッスンが出来ない場合の、オンラインレッスンの進め方 まとめ
さて今回は、
最近、注目のオンラインレッスンについて、お伝えをさせていただきました。
まずはその初級編ということで、
全体の概要を分かって欲しいなと思って、お話をいたしましたが、
内容をまとめると、
・リアル開催でのメリットとデメリット
・録画視聴タイプのメリットとデメリット
そして、
・そのためには、どんなスキルが必要なのか?
という3点ですね。
こちらの3点を、まず最初に押さえていただいて、
なるべく早急に取り組んでみていただければと思いますので、
ぜひご参考にしてみてください。
今回の記事を、動画でご覧になりたい方はコチラ
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
LINE公式アカウント
ご質問もお気軽に 1:1トークで高橋貴子と直接対話
コメント