こんにちは。
飛常識な経営コンサルタント 高橋貴子です。
本日は、
「VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く教室事業の方向性を読み解く」
ということについて、お話をしていきたいと思います。
飛常識な教室集客コンサルタント高橋貴子
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VUCAという言葉が示す、今の時代の流れとは?
本日のテーマは、
「VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く教室事業の方向性を読み解く」
について、お話をしてみたいと思います。
ブーカというのは、VUCAという造語になるのですが、
とある4文字の単語の頭文字を取った言葉となっています。
この4つの単語の頭文字を取って、VUCAというのですね。
この言葉は、最近よく注目をされている言葉で、もともとはアメリカの士官学校で使われていた軍事用語なのです。
それがだんだん、現代の社会情勢を言い表しやすい言葉ということで、社会経済環境を表す言葉として使われるようになってきているのですね、
この言葉は、1971年のダボス会議で紹介されたのですが、その当時よりも現在の方が、混とんとした社会情勢となってきて、
2016年くらいから、再び言われるようになってきました。
こういった、「社会情勢がどうこう…」というスケールの大きい話は、一見教室事業には関係ないと思う方もおられるかもしれませんが、
実は、世の中全体がどう動いているかという、社会情勢も見ながら、
それに乗っかる形で考えないと、教室事業も実は上手くは活きません。
現状がそう動いているのに、それに反発する形でやると、集客も上手くいきませんし、
何よりもご本人が、流れに反発していることに気づいていない場合もあります。
私は経済評論家ではありませんが、最近よくこの言葉が目に入るので、
今日はそういった、やや難しいと感じる社会情勢といったお話について、分かりやすく、かみ砕いてお伝えしようかなと思います。
VUCAという言葉が使われる、今の状況を見てみると…?
まず、この4文字なのですが、
これらの単語は全て、モヤッとする状況を表現する言葉となっていますよね?
つまり簡単に言えば、今の世の中の流れは、こういったモヤッとしている状況だという事になります。
その中で、どういう立ち位置で事業を展開していくのか?を考える、一つの指標にすると良いのかなと思っています。
たとえば変動性というと、タクシーについては、
ウーバーというサービスが出てきており、以前までとはまったく状況が変わってきています。
(※Uberとは、2009年にアメリカで誕生した自動車配車プラットフォームです。読み方は「ウーバー」。仕組みをひと言で言うと、一般人が空いた時間を利用してタクシー運転手のような仕事を行い、スマホアプリを通じてマッチングした利用者が乗車するというライドシェアリングサービスです。)
ホテルについても、民泊が出てきましたね。
(※Airbnb(エアービーアンドビー)は言わずと知れたバケーションレンタルサービス世界最大手のサービスです。2008年にアメリカのサンフランシスコでスタートしたサービスで、2019年3月時点で世界81,000の都市に600万件以上のリスティングが掲載されています。)
その他にも、「10年以内に無くなる仕事」という文献に、50%くらいがなくなるといった話も載っていたりします。
お仕事に関して言えば、クラウドファンディングで資金集めが可能になったり、クラウドワークスなどで外注できるなどなど、
会社を持たなくても、会社っぽい動きができる状況になってきています。
アイデア次第で、いろんなビジネスを組めるようになっていますね。
不確実性という面を見ると、自然災害やテロといったことで、事業内容を転換せざるを得ない状況もあったりしますし、
計画を立てて、それを進めようと思っても、思わぬ事態で動けなくなる場合もあります。
計画を立てすぎるより、対応力があった方が生き残れる、という時代になっている訳です。
複雑性で行くと、たとえばゲームを作る業界で言うと、リリースまでに時間がかかり過ぎると、
ハードのバージョンが変わってしまう、といった動きもあります。
インターネットビジネスで言うと、どんどんソフトもアップデートされていく訳ですので、
サービスや仕組みも、複雑化していっている状況です。
曖昧性で言えば、社会の仕組みが変わっていく過渡期において、ルールが変わっていくといった事もありますね。
現状でいれば、消費税アップに関する軽減税率も、その一つかもしれません。
こういった、曖昧で複雑というのが、今の全体を示す現状なのですね。
VUCAの時代に、上手く教室運営をする3つの能力
こういった時代の中でビジネスをするには、以前の形に固執するのはあまり良くありません。
たとえば、「今まで紹介のみでやってきて、集客したことがない」という10年くらいのキャリアのある先生もおられますが、
今はそれでは集客が上手くいかなくなってきている現状があります。
中には紹介だけで成り立つ先生もおられるかもしれませんが、
生徒さんも、紹介を受けなくても自分でインターネットで探せる時代になりました。
そんな中で、時代に合った対策をできていないと、結果的に選ばれなくなってしまいます。
状況が変化している場合、変化を受け入れなくてはいけない、ということですね。
今が以前と違ってきているなら、それに対応しないと、上手くいかなくなってきます。
世の中が予測不可能な状況なので、まず、未来は予測ができないものとして受け入れる、という事ですね
目標に対して修正をしながら適応していく、という考え方が大切です。
そうすると、「自分がこう思っていたのと違う」となった場合に、ストレスもかかりませんし、
その都度、対応、適応をしていくということで、落ち着いて動いていけます。
そもそも予測ができないものだと割り切った場合には、
ダメだった場合はすぐ次に行けます。
やるように努力はするが、ダメなら適応しようと考える。
こういった「適応能力」は、VUCAの時代を生き抜く一つ目の能力だと言えますね。
2つ目は、人としてのコミュニケーション能力です。
機械ができる事は機械がやってくれる時代へと変わっていますので、その中ではより人間力が求められるようになります。
つまり、何を消費者が求めているのかを、深く掘り下げていくということです。
そのためには、教室の先生も、お互いに情報を共有して、共存共栄する方が良いですね。
教室の先生は、一人で孤独という人も多いですし、横のつながりがない場合がほとんどです。
これは私が営業職だった時代、多くの教室を見て回ってきてすでに知っていましたので、
「横のつながりで繋がって、みんなで伸びていこう」という組織を作りたかった、というのもあります。
結果的に現在、みんなで共存共栄という文化を持つ組織を作っているのですが、
そういったコミュニティの中でも、コミュニケーション力がない人は、そこで対応できなくなります。
こういった、人間ならではの能力がより重視されるようになってきているのですね。
3つ目は、実行能力です。
この時代なので、「やってみてどうか?」が、後から分かってきます。
ですので、過去に固執しないでいられるかが、大事な能力になってきます。
VUCAの事態を生き抜くには、こういった、
1.適応能力
2.コミュニケーション
3.実行力
この辺ができると良いなと思っているのですね。
一言で言うと、臨機応変という事ですね。
スピーディーに対応できる方が有利なのです。
目標や計画の通りに進まなくても、落ち込まない
私自身が意識して動いている動き方や考え方が、このVUCAの時代に合っているなと、自分自身で感じていたのですが、
もちろん目標は立てます。
ですが、その通りに行かなくても落ち込まなくても良いのですね。
目標が達成できなかった時は、また修正すればいいのです。
また、今の時代を生き抜くには、いかに横のつながりでパートナーシップを組めるかが大事、ということで、
私自身も、そういったお仕事上のパートナーシップについては、積極的に作るように動いています。
過去の常識にとらわれないという部分についても、「飛常識なコンサルタント」ということで、
常識を飛び越えていく自分のスタイルは、今の時代に合っているなと思います。
もともと私には、遊びと仕事の境界線がありませんし、
困難を困難だと感じると、困難になってしまいますので、ゲームに近い感覚で過ごしています(笑)
ですので、ストレスはほとんどかからないのですが、
そういった、物事に対する処理能力が速くなると、何が起きても動じなくなってきますので、
人間力があることが、重要なポイントになってくるのかなと思います。
VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く教室事業の方向性、まとめ
教室事業でも、「え、それは…」と思うようなことに挑戦する人の方が、
上手くいくケースが多い、という事を感じています。
ですので、たとえば私が「こういうのどう?」というのを提案した時に、「それは面白そうですね」
と実行する人の方が、上手く進んでいく場合が、実際に多いのですね。
今日は少し、難しい言葉が多く出てくるお話になりましたが、
世相を取り入れながら事業をする方が、お客様から支持され、スムーズに上手くいくと思いますので、
ぜひ、ご参考になさってみてください。
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