本日は、番外編
「自分の声があまり好きではなかった私が、【この本】でわかった【自分の声の魅力】~「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方 下間都代子著~」
初出版を記念して下間都代子さん(以下とよこ と呼びます)との出会いと
声に対する私の過去のコンプレックスをお話ししてみようと思う。

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【この本】でわかった【自分の声の魅力】
知る人ぞ知る、、私は○○フェチ
ーーー実は、私は「声フェチ」だ。(笑)
過去に、長期間契約したことがある男性の経営コンサルタントお二人は
いずれも「声」がイケてる。(苦笑)
途中まで自分は気づかなかったのだが、ある時に気づいたのだ。
【あ、私、声でコンサルタントを選んでるかも!】と。
気づいたきっかけになる出来事があった。
それは、とある男性コンサルタントのセミナーに参加した時のこと。
どうにも、なんだか話が気持ちに入ってこない。。。
なんでだろう。。。
って考えたら、思い当たったことがあった。
ーーーそうだ、この先生の声は、<私が好きではない声の質>なんだ。と。。
この先生にとっては、迷惑千万な人だと思う。(笑)
声が好きじゃないから話が身に入ってこないって。。
なんだそれ、って感じかもしれない。
普通はそんなこと無いかもしれないけれど、私は普通じゃないから仕方ない。(笑)
ーーそれぐらい私にとっては「声の質」は
その人を好きになるか、嫌いになるかぐらいのインパクトがあるのだと、
その時に初めてわかった。
じゃ、自分の声はどうなのよ、というと。。
じゃ、そんな風に人の声の好き嫌いがある私は
自分の声が好きなのか、と言われたら。。
【実は好きではなかった】
ーーー正確に言うと、
どのみち自分は、世間一般的に言う
「同世代の女子らしいかわいい声が出ない」と自分で自覚していたので。。
・クール
・落ち着いた
・大人っぽい
というキーワードに代表されるような声、話し方を
するように意識して生きてきたように思う。
だから、声が好きかと言われたら
「かわいいが正義」みたいな時代だったので、
そんなときに
自分の声を評価するなら
「かわいくないので、いい声ではない」と自己認識していたのだ。
とはいえ、基本どんな場所でも
「我が道を行く」というスタンスで生きてきたので
声がそんなに好きでは無くても
そこまでは大きなコンプレックスに感じることは少なかった
甘え上手な女子の話し方を聞いた時におもったこと
自分の声がそんなに好きではなかったとしても
日常生活上そこまで困ったことを感じてなかった私が
あるときに思うことがあった。
それは、
「甘えたい時」だ。
甘えたいときには、低めの冷静な大人っぽい声はどうやっても不利だ。
かわいい、高めのハイトーンの女子の声の方が
男子はメロメロになって、何でもいうこと聞いてくれる(苦笑)。
ーーと思ったことがあった。
そんな時には、鈴を転がすようなキラキラした声がいいなと
思ったこともあった。
甘えられない。。
声の質の違い。
これはある意味、損だなと思ったのが、
フェミニン女子が上手に甘えていろいろなことを男子にやってもらっていた時だ。
あ、ちなみに私はそんなんだから、
自分で全部やってしまっていたことは想像に難くないだろう。
低め、冷静な大人声の私が得をしたこと
とよこさんの著書 「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方
この中のP115の図が、
まさに自分の声の種類を言い当てていてうれしかったのだが、
私の声のトーンと話し方は
幼いころから始まり、大人になっても変わらず人に与えていた影響力は
「信頼感のある声のトーン」だったということだ。
低めの声、ゆっくりめの速度、やや大きめ、芯のある声。
(ある意味信念と言ってもいいかもしれない)
だから、私が伝えることはどんな話でも信頼してもらいやすかったのだ。
キャピキャピもできない、
女子っぽいかわいさもない、
でもそのかわりに
妙に説得力のある話し方ができるので、、
・学級委員に選ばれたり
・団体のリーダーになったり
・会社でも責任ある立場になったり
・人前で話す機会が多かったり、
という状況が自然と作られていった。
もともと、本も漫画もたくさん読んでいたので
頭にあることをそのまま言葉に変換することは苦手ではなかった。
だから、人に質問されることも
高速かつ文脈に添って、適切な答えを返答することもできたので、
それも信頼につながったのだと思う。
それでも、特に私は自分の声が好きになることもなく、
同級生や同期の子たちのような
華やかな、明るい声のタイプではないと、
相変わらず思っていたので
声と同様に淡々と日常を送っていたのである。
経営コンサルタントとサックスの先生の声の共通点
前述のように私はもともと自分の声は好きではなかった。
でも、自分は、耳に心地よく、
話がすっと心に響く周波数の音域の声を持つ
経営コンサルタントを好んで契約していた。
これは、どんな効果があるかというと、
話をすると納得するし、わかりやすいし、聞いてて心地よいから
一言で言うと
【実践を頑張ってしまう(笑)】のである。
あ、ちなみに、これは何も仕事に限った事でもなく、
趣味の領域でも一緒。
私は二人のサックスの先生と契約しているけれども
タイプは違えども二人とも声がいい。
聞いてて心地よいし、好きなのだ。
だから、仕事と一緒。
ーーつまり、演奏の成果が出てしまうのだ。(笑)
それぐらい、私の仕事にも趣味にも
「ある特定の心地よさを持つ人」の声は
影響力が大きいのである。
もちろん、前述の4名に対しての
私の信頼感は半端ない。
どうせ指導を仰ぐなら、
好きな声の先生に指導を受けたいと思うのは変だろうか?(笑)
仕事をし始めて分かった自分の声の特徴と優位性
そんな風に過ごしてきた私が自分の声の特性と優位性に気づいたのは
仕事をし始めたころからだ。
まず、社会人の時の営業職。
営業は、信頼されてなんぼ。
私の声は、どうやら信頼されることは自覚していたので、
折衝、交渉、契約時にはとても有利に働く。
・誠実で安心できる
・しっかりしてていて熱意があっておまかせできる
・断定的に言い切ってもらえるのでスピーディに進む
・男前 姉御肌
・竹を割ったようなさっぱりした性格
・カラッとした明るさと爽やかさがある
という評価が多かった。
その要因を作っていたのは、声のトーンと話し方だったと思う。
とよこさんの本にもp37にそのようなことが書かれている。
”このように、人と人が本音で付き合うためには「声」と「話し方」が大切であり、
そのような「安心感」ひいては「信頼感」をあなた自身の「声」と「話し方」で
与えるのは可能である”
と書かれてある。
もちろん、その点には共感である。
実際に私は無意識にその力を使っていて、営業でも高確率で契約を取ってこれたし、
人に話をすれば大抵信頼される。
また、起業して独立したあと、
Youtubeの動画を数千本アップしているのだが、
私のクライアントさんや生徒さんにいつも言われていたことが
・とても聞きやすいトーンの声
・何時間聞いてても飽きない
・言っていることがストンの心に落ちてくる
・元気になって実践したくなる
・辛口で、耳にも痛い時もあるけど、ついつい聴き入ってしまう
・連続再生して5時間ぐらい聞いてしまった
・話が面白いので、ずっと聞いていたくなる
・いつでも波が無いので安心して聴いていられる
等という感想をいただくようになり、
最初は「へぇそんなものなのか。。。」と意外に思っていたのだが、
言われる回数が増えるにつれて
「みんなが喜んでくれてるなら、きっと私はこの声でいいのだろう」
と思うようになり
自分の声に対する自己肯定感も出てくるようになったのだ。
【人に認められて喜ばれることで、自分の声が好きになり始めた】
ただ、この先にもう一つ、自分の声のトーンにある
もう一つ効果に気づくようになったのはさらに先の事だったのである。
私は「耳がいい」から人の本音がわかる
仕事をやり始めてからもう一つ気づいたことがあった。
それは、私は「耳がいい」ということだったのだ。
この「耳がいい」というのは聴力があるという意味ではない
この耳がいいという意味は
「人の本音が声からわかる」ということなのだ。
こんなことを言うと、ドキッ!と思う人もいるかもしれないが(苦笑)
ーーーわかってしまうのだから仕方ない。
つまり、人の声色、トーン、話し方、表情も含めて
その人が
【本音を言っているどうかが瞬時にわかってしまうのである】
これは、仕事上、人間関係上どういう優位点があるかわかるだろうか?
まず仕事上。
営業職であれば
・相手の本音がわかるので交渉の落としどころを外さない
コンサルタントであれば
・言葉の裏にある本音がわかるので根本的な解決策を伝えることができる
そして、人間関係。
・嘘っぽい話をする人には近寄らなくて済む
・本音を言わない人は適当にやりすごす
・自分が無理に我慢してその人と付き合わない
・自分が本音で楽に生きられる人とだけ付き合うことができる
こんな効果があるのだ。
これは、こんな風に生きることができてない人にとっては
かなりうらやましい能力かもしれない。
でも、実はこれは、仕事をして数十年たってから気づいたことだ。
そして、実は、とよこさんも著書の中で同じことを言っているのだ
先ほどの話の続き
”このように、人と人が本音で付き合うためには「声」と「話し方」が大切であり、
そのような「安心感」ひいては「信頼感」をあなた自身の「声」と「話し方」で
与えるのは可能である”
ーーこの話に続きがある
”ただし、前述のようにいきなり「話し方」だけを学んでも信頼には至らない。
「話すこと」は「聞くこと」
人の話を「聞く」ことも「話し方」の一つ。”
つまり、とよこさんも信頼を得る話し方として
「聞くこと」にフォーカスしているのである。
そう、私は「耳がいい」のだ。
すなわちそれは「聴くのも得意」ということなのだ。
つまり、相手の話を引き出す「質問力」と「傾聴力」に長けているから
・本音がわかる&聴き出せる のである
私が選んできた職業
営業職もコンサルタント業も、
この「耳」をフル稼働させる職業なので
結果として、話す口数が多くなくても (相手が9:自分が1とかでも)
信頼されるし、成約率が高いのだとわかったのはついここ数年前のことだ。
とよこさんがいうように
私は、「相手が話をしたくなるように話を誘導できる能力があったのかもしれない」と
本を読んで改めて自覚したのである。
これは、営業職でもコンサル業でもとても有利に働く特徴なのだ。
また、
私は経営の左脳的な話もするが、
右脳的な感情面もフォローするコンサルティングを行っている。
だから、色々な話を聴くシーンも多いし、クライアントさんも
感極まるとよく泣かれることもある。
私は、本音を思わず吐露してしまいやすい雰囲気を持っているらしい。
私はいつでもだれに対してもフラットな状態で接する。
私が見ているのは、本音がどこにあるか、だけなので
その人が
・離婚していようが
・不倫をしていようが
・夜の仕事や、風俗で働いていようが
・人をうらやんだり
・人見知りだろうが、
そんなことはどうでもよくて、
結果として
どこに行きたくて、私に何をして欲しいのかが
わかればいいから、
色々な話を聴いても大して驚くこともなく、
「ニュートラルに対応するので話しやすいらしい」、
ということも、クライアントさんから聞いてわかった事だ。
シモツマトヨコと秒で意気投合できたワケ
とよこさんとの出会いは、他の著者の出版パーティでたまたま近くの席に座った時のこと。
今回の本の出版の編集をした日本実業出版社の編集長 中尾淳(なかおあつし)さんが
私の声をかけたことから始まる。
中尾さん「高橋さん、こちらの方 下間さんはClubhouseの耳ビジという番組で
著者の本を朗読してくれるからつながっておいて、
本を読んでもらうようにお願いしたらいいですよ」
と言われて、名刺交換をしたことがきっかけ。
当時、初対面のとよこさんの印象は正直。。。。
「こわいひと」(笑) に見えた。
本人も著書で書いている通り 威圧感があったのだ。(笑)
でも、ハキハキした感じの声のトーン。
聴き取りやすい好印象の声。
私はこういうタイプの仕事デキル女性の声は好きなので、
そのままご縁を繋いでいただいた。
その後、2ヶ月後ぐらいに私の本を読んでもらえる時が来た。
耳ビジは「耳で読むビジネス書」というタイトルで開催されている
音声SNSのClubhouseで08:00からやっている人気のルームだ。
通常は、本の朗読がメインなのだが、
とよこさんの「鎧を脱がせる技術」により、(笑)
著者の人柄や本音を丸裸にしていく話術が売り。
それがリスナーさんの楽しみでもある。
ちょうど、当時はまだまっとうに
朗読を行っていたようなころに
私と彼女が意気投合して脱線して雑談ばかりやってて
本をほとんど読まない伝説の5日間になってしまった。(笑)
(※現在はそんな5日間もざらにあるが、当時はそうでもなかったのだ。)
私は、彼女のトーンとリズムが心地よかったので
自分も楽しく話をどんどんしていった。
リスナーさんも楽しく聴いていた。
顔も見えないのに、声だけなのに、
私たちはまさに「秒」でお互いを信頼して、瞬時に打ち解けたのだ。
そして、実は私は
「なぜ、そんなに速く下間とよこと打ち解けたのか」
理由は分かっている。
ーーーその理由とは、
【私たちはいつでも本音で全力で生きている人種だから】。
二人とも曲がったことが嫌いなのだ。
特に自分の信念に嘘をついて、
その場しのぎで適当なことを言うのが性に合わない。
ーーだから、二人はとても気が合った。(と思っている(笑))
その後も、プライベートで飲みに行ったり、
イベントも一緒にやったり(とよたかBAR)、
サックスのためにボイトレを習ったりなど
公私ともにお付き合いさせていただいている。
まさに彼女は「秒」で私を信頼させたのは
そのアルトのボイスだったのだ。
声フェチで、耳がいい私が(笑)
一発で信頼したその声は本物だ。
そして、それは彼女の生き様が
そのまま声に現れているからと言っても
過言ではない。
すなわち、私は
彼女の生き様が好きなのだ。
「華」と「品」とすこしの「毒」
私が彼女の事を好きな理由のもう一つは
「毒」があるところだと思っている。
著書にも書かれている、P260
”誰に対しても丁寧で品格の高い人ではあるが、誰からも好かれようと思っていない。
一種相反するイメージでありながら、この絶妙なバランス感覚を持っている人に、
人は信頼感を覚えると言える。”
この表現はホントに絶妙だ。
私も彼女も毒を持っているし、
誰からも好かれようと思っていない。
だから二人でいると心地よいのだ。
そして、二人とも完ぺきではない。
ふたりとも隙も大いにある。(笑)
とよこは、電車乗り間違えがデフォルトな愛すべきうっかりやさんだし
私も、翌日ライブがあるのに前日陽気に飲みすぎて二日酔いで吐き気で
ふらふらしてしまうダメ人間だ。w
そういうところも似てんだよね、と思うのだ。
なんだかんだいって「愛がダダ洩れ」(笑)
今回の初出版の応援されっぷりは本当にすごい。
彼女はマスコット的な存在で、
著者、受講生さん、リスナーさんに愛されているのだ。
私も、彼女には本当にお世話になっていたし、
単純に大好きだったから、本を出版すると聞いた瞬間に原稿も全然できてないのに
「100冊購入」の予約をした。
彼女の巻き込み力と面倒見の良さはホントに頭が下がる。
尊敬でしかない。
書著の中で、
”「声」と「話し方」が変われば信頼される。
信頼してくれる人が周りにいる人生は愛にあふれ、応援される豊かな毎日となるはずだ。”
と書かれているが、まさにそれを彼女が体現している。
出版が決まれば、仲間がみんなで応援、PRに嬉々として動く。
結果、初出版にも関わらず、発売前増刷、発売前重版という快挙を成し遂げた。
そうやって彼女は「愛がダダ洩れ」な人だから、みんなが応援ワッショイするんだ。
もちろん、私も神輿を担いだ一人だけど。(笑)
彼女の前では鎧は要らない。
ただ、そこにある世界は
「声から生まれる信頼関係で結ばれた心地よい世界」だ。
この文章を読んだご縁のあるあなたにはぜひ
このとよこワールドを体験して欲しいと心から思っている。
きっとそれはあなたが想像もしていなかった
新しい、本当の自分に出会える
【声から始まる自分発見の旅】
になるはずだから。
高橋貴子
〇「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方 下間都代子 著
〇耳ビジ★耳で読むビジネス書

〇下間都代子 オフィシャルHP
